こんにちは、ひろです。
この記事を読まれている方は、空き家を所有している方が多い思います。
定期的にメンテナンスしていますか?
今回は、空き家について「定期的にメンテナンスしないと後悔する」ということをお話します。
相続などによって空き家の所有者になった方向けの記事です。
ちなみに、私の場合は家族名義の空き家を管理しています。
空き家は定期的にメンテナンスしないと後悔することに…
空き家は誰も住んでいません。だからといって放置していると大変なことになります。
必ず後悔することになるので、現地に行って定期的にメンテナンスをしましょう。
問題となるポイントは次の2点
- 湿気やカビなどによる建物の劣化
- 害虫や臭いの発生
それぞれ説明していきます。
湿気やカビなどによる建物の劣化
締め切った建物内は、湿気や害虫、カビなどの影響で劣化が進みます。空き家の売却や賃貸を考えているのであれば、不動産価値をどんどん下げることになるので注意です。
少しでも劣化を遅らせるために、現地に行って換気や設備のメンテナンスをする必要があります。定期的に換気をするだけでも、だいぶ劣化速度が変わります。
害虫や臭いの発生
トイレや洗面所などは、下水からのガスや害虫が上がってこないように「水」が溜まっています。空き家を放置していると、その水が蒸発してしまい臭いや害虫が建物内に侵入してきます。
害虫はまだ駆除すれば良いですが、下水の臭いなどは、壁や天井にこびりついてしまい、なかなかとれません。定期的に水を流すようにしましょう。水道を止めている場合は、タンクに水を入れて持っていきます。
私の場合、夏場は月に1回、冬場は2~3ヵ月に1回は水を流しに行きます。
トイレなどは便器にラップをかけると、水の蒸発を遅らせることができます。
売却や賃貸する予定のないボロ屋なら放置しても良いのか?

上記のメンテナンスは、売買や賃貸をする予定の建物についてでしたが、それなら「売却や賃貸する予定のないボロ屋なら放置しても良いのか?」と思う方もいるかと思います。
それはそれで問題になるので注意です。
過去の記事で「特定空き家」についてお話しました。
≫空き家を放置することで起こる問題とは?【空き家対策特別措置法】
ボロ屋を放置すると、今度は特定空き家の問題になってきます。特定空き家に認定され、自治体の指導や勧告を無視していると、固定資産税が高くなるばかりか、次のようなことになる可能性もあります。
- 所有者に50万円以下の過料が科せられる
- 空き家が強制撤去(行政代執行)され、解体費用が請求される
ちなみに、強制撤去は市区町村長の判断によって行われます。
実際に行われた例もあります。
放置した結果、ここまで大変なことになるなら、自ら解体した方が安いですし負担がないです。
まとめ
今回は、空き家のメンテナンスと、放置した際の問題について説明しました。
空き家を所有している方は、定期的なメンテナンスが必要です。
面倒だとは思いますが、怠るともっと面倒なことになります。
売却や解体の決断を先延ばしにして、空き家を放置しないことをおすすめします。
ちなみに、誰も住まないようなボロ屋は「古屋付き土地」として売却することも可能です。解体やリフォームする手間や費用がないとう方は、古屋付き土地として売却できないか、信頼できる不動産屋さんに相談してみるのも手です。