【遺族年金】受給の条件とは?「生計を維持していた」と認められるための条件

相続・遺言
※記事内に広告が含まれる場合があります。

今回は、「遺族年金」についての記事です。

遺族年金とは?
受給のための条件とは?

といった疑問について説明します。

スポンサーリンク

遺族年金とは?

遺族年金は、文字通り残された遺族に支給される公的年金のことです。

どの家庭にも、稼ぎ頭というか大黒柱的な人がいると思いますが、そういった家族を収入面で支えていた人が亡くなったとき、残された家族の家計は大変なことになると思います。

そういった大変な状況にならないために「遺族年金」が支給されます。

ただでさえ、大切な人が亡くなった状況で精神的に厳しい状況なのに、経済的にも苦しくなったら、たまったもんじゃないですからね。

「遺族基礎年金」と「遺族厚生年金」

遺族年金には「基礎年金」と「厚生年金」があります。

  • 片方だけもらえるケース
  • 両方とももらえるケース

どちらになるかは、亡くなった方の年金の加入条件によります。

ここはお金に関することなので、自己判断しないで、年金事務所などでしっかりと確認してもらいましょう。もらえるはずの年金がもらえないのはキツいですからね。

スポンサーリンク

遺族年金受給の条件とは?

遺族年金は、上記で説明したように、大黒柱的な人が亡くなったら誰でも支給されるというものではなく、受給するには条件があります。

その条件に当てはまれば遺族年金を受給することができます。

遺族年金を受給する条件

①同居
②遺族の前年度の収入・所得

①の同居に関しては、絶対に同居していないとダメというものではなく、別居していても仕送りを受け取って生活していたなどの事情があれば認められる可能性はあります。

②は、前年度の状況で、次のどちらかに該当していることが必要です。

  • 収入が850万円未満
  • 所得が655万5000円未満

これにも例外があるので、該当しない方も問い合わせてみることをおすすめします。

①と②の条件がクリアできないと、遺族年金を受け取るうえでポイントとなる「亡くなった方が生計を維持していた」と認められません。