今回は、行政書士の資格で開業したら「行政書士の資格で食べていく!」という強い信念が必要だという話をします。
そういった信念がなく、行政書士の資格で開業してしまう人が多いです。
その結果、廃業とか…。
様々な行政書士を見てきた経験から、思ったことを語ります。
開業したら「行政書士の資格で食べていく!」という強い信念が必要
知っている人は知っていると思いますが、行政書士という資格は他の国家資格とくらべると試験内容がちょっと変わっていて、合格の為に覚えた知識が、実務ではほとんど役に立ちません。
なので、試験に合格して開業したら、実務に関する勉強をたくさんする必要があります。行政書士試験の勉強よりも、範囲が広くて時間もかかります。とにかく大変です。
この部分を乗り越えるには、「行政書士の資格で食べていく!」という強い信念が必要です。この信念がないと、どこか挫折します。
開業資金が豊富でも廃業する
人によっては「開業資金が多ければ何とかなる」という考えもあると思いますが、行政書士で食べていくという強い信念がなければ、結果は同じです。
結局のところ、食べていけるかは本人のやる気しだいです。
やる気がなければ、何となく行政書士として過ごして、資金が無くなる頃に焦って悩んで、その結果廃業ということになります。
この仕事を本気でやりたいと思わないのなら、豊富な開業資金を別に使ったほうがいいと思います。自分の本当にやりたい事に使ったほうが有意義です。別の資格の取得費用とか、何らかの商売の開業資金などです。
「他の資格が取得できなかったから」という理由で開業すると…
行政書士の中には、弁護士や司法書士など別の資格が取得できなかったからという理由で開業した人もいます。
そういった開業でも、行政書士の仕事に魅力を感じての開業であれば問題はないですが、そうでないなら開業は考え直したほうがいいです。
当然ですが、行政書士、弁護士、司法書士、これらの資格は全然違う仕事です。資格の難易度や知名度などで、開業を決めると後悔する可能性があるので注意です。
アルバイトをしてでも行政書士として食べていけるようになりたい
よほどの人脈や実務経験がある人以外は、誰でも下積み時代があります。
そこで、アルバイトをしてでも「行政書士として食べていけるようになりたい」という強い信念が必要です。
実際に行政書士の資格で開業したものの、アルルバイトをしてるという人は多いです。私の所属している支部にも、コンビニや運送会社でアルバイトしている人はいます。
下積み時代は大変ですが、強い信念をもった人は、必ず行政書士で食べていけるようになります。
まとめ
今回は、行政書士として開業するあたり、この資格で食べていくという「強い信念」が必要という話をしました。
特に何の信念も持たないまま、「せっかく取得した資格だから使ってみよう」とか、「行政書士という肩書きがカッコいいから」という感じで開業した人は、廃業する確率が多い気がします。
行政書士で開業する際は「本当にこの仕事で食べていく強い信念があるのか?」を、じっくりと考えてから決断しましょう。
今日はここまでです。
それでは、また明日!