今回は、「遺産の調査」についての記事です。
遺産の中に不動産や預貯金、株式がある場合、どこを探せばいいのか？
という疑問について解説します。
【遺産の調査】どこを探せばいいのか？
遺産として多いのが、不動産や預貯金です。
不動産については、登記所で登記簿を確認します。
また、固定資産税の通知からも調べることができます。
預貯金については、取引のある金融機関に問い合わせてみましょう。取引があったかどうかは、通帳や郵便物から調べることができます。古い通帳だとしても念のため問い合わせてみることをおすすめします。
それと、遺産として有価証券も多いので、取引のありそうな会社に当たってみましょう。
パソコンやスマホの調査
最近では、パソコンやスマホで財産を管理している人も少なくないです。
なので、被相続人のパソコンやスマホを調べることは必須です。
パスワード等が分からない場合でも、その会社に事情を話して必要な手続きをすれば、中身を見ることができます。
預貯金を金融機関で調べるには？
被相続人が取引していた金融機関に問い合わせます。
事情を話して、被相続人名義の口座がないか調べてもらいます。
その金融機関に、いくつか他の支店の口座などを持っていたとしても、まとめて調べてくれます。
情報を受け取るにあたっては、自分に正当な権利があることを証明するために、資料の提出を要求されます。
残高証明の発行
預金がいくらあるのか確定させるために、残高証明を発行してもらいましょう。
財産目録を作成する際の資料になりますので、大切に保管します。
被相続人が株式を所有していたか調べるには？
上場企業からの郵便物が届いていないか調べてみましょう。
- 株主総会の案内通知
- 事業報告書
これらの郵便物が届いていたら、株式を所有している可能性が高いです。
メールの履歴から、取引のある会社が分かる場合もあります。
証券がなくても問い合わせてみる
株券が見当たらないとしても、可能性のある会社は問い合わせてみましょう。意外と取引があったりします。
そして被相続人が株式を所有していた場合、どうしたらいいのかを案内してもらえます。
案内に従って手続きをすれば、必要な相続手続きをすすめることができます。
不動産、預貯金、株式についての、さらに具体的な手続き方法については他の記事でご紹介します。
