【行政書士開業】資金不足!アルバイトしながらでも成功できる?【注意点】

行政書士開業
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行政書士事務所を開業したんだけど、全然お金が足りない!アルバイトをしようと思うんだけど、行政書士としてやっていけるのかな?行政書士兼業でアルバイトをした場合、何か注意する点とかあるの?知りたいな。

という疑問に答えていきます。

開業資金が足りなくなった人や、行政書士としての収入がないという人向けの記事です。それでは、見ていきましょう。

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アルバイトしながら行政書士をやっていく

お金が心細いなら、行政書士として開業していてもパートやアルバイトをするべきです。お金が完全に無くなってからでは遅いので早めの行動が肝心です。

よほどメンタルが強い人でないと、お金が足りない状態で、落ち着いて実務の勉強や仕事をするのは無理です。普通は上手くいきません。

実務の勉強や仕事をしている最中に、「今月の家賃どうしようかな・・・」とか、「食費がキツから今月は切り詰めないと・・・」など考えていては、うまくいくものもダメになります。

勉強は落ち着いてできないでしょうし、仕事は入金の関係で焦って処理することになるので疲れます。いつか無理がきます。

開業資金が豊富なら?

個人的には、開業資金がある程度、豊富な状態でも、アルバイト等で収入は確保した方がいいと思っています。

「資金が豊富なら行政書士に専念するべき」という意見もあるので、人によって意見が分かれるところです。

私は資金がある程度あっても「無収入」という状態が、焦りを生むと思っています。なので、少しでもいいので収入源を確保することをおすすめします。

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行政書士業を優先できるアルバイト選ぶ

あくまで行政書士業がメインです。なので、パートやアルバイトは、勤務時間や休日が行政書士業務に合わせて調整しやすい、融通のきく職場を選びましょう

そうしないと、いつまでたっても、行政書士専業では食べていけません。アルバイトを理由に、行政書士の集まりや仕事を断っていては本末転倒になるので。

生活費がかかってると、行政書士業が優先とは頭では分かっていても、バイトを優先させてしまいます。なので、アルバイト先は、最初から時給の高さではなく、融通がきくかどうかで選びましょう。

行政書士事務所で補助者としてアルバイトをする

アルバイトで一番理想的なのは、開業前に行政書士事務所で補助者のアルバイトをすることです。その後、開業しても軌道に乗るのが早いから、行政書士しながらアルバイトする必要がありません。

ただ、問題なのは、そんなタイミングよく求人募集がないこと。都心部なら多いですが、地方に行くほど求人の件数は減っていきます。ほとんどない地域もあります。

私も開業前に補助者の募集を探していたので、よく分かります。ある程度人口の多い私の住んでいる地域でも、1ヶ月に1件あるかないかです。

運よく行政書士事務所の求人を見つけられたら即応募する

悩んでいる時間はありません。とりあえず即応募です。
実務経験なんて、ないよりはあったほうが絶対にいいですから。

注意するは次の2つ。
行政書士の補助者として、基本的にどこの事務所でも求められるスキルです。

  • パソコンの操作スキル
  • 自動車の運転スキル

パソコンの操作スキル

行政書士の指示のもと、業務である許認可の書類をパソコンで作成したり、顧客とのメールのやりとりなどで使用します。

補助者の求人は、とうぜん行政書士が忙しく人手が欲しい時に募集します。なので、即戦力が求められます。パソコン操作できないと即戦力とはみなされないので注意です

パソコン操作が不得意という人は、勉強やタイピングの練習をしたほうがいいです。開業したときも、必須のスキルとなるので無駄になることはないです。

自動車の運転スキル

自動車の運転免許と運転のスキルも求められる場合が多いです。自動車の運転は、免許があればいいというものではなく、ペーパードライバーでないことも重要です

作成した許認可の書類を官公署に提出しに行ったり、顧客に書類を届けたり、申請に必要な書類を回収したりするのに必要となります。

勤務する事務所の場所によっては、車より電車のほうが効率的というところもありますが、都心部の一部だけなので、基本的に必要だと考えておいたほうがいいです。

自動車の運転免許がない人は取得を。ペーパードライバーの人は、運転の練習をする必要があります。運転免許の取得が無理なら、車移動よりも電車移動の方が便利な都心部の事務所の求人に応募するのも手です。

行政書士業の勉強や顧客になる可能性のあるアルバイト先

実務の勉強や、将来顧客になる可能性のあるアルバイト先なら、開業前でも後でも優先して働きに行くべきです。

将来、必ず顧客になってくれるかについては分かりませんが、可能性はあります。それに、顧客になってくれなくても、行政書士としての勉強になるので価値は高いです。

例えば、将来、建設業の許認可を取り扱う予定なら、建設会社でアルバイトをしてみるとか。成年後見に興味のある人なら老人ホームなどで働くのも悪くないと思います。

高収入の居心地のいいアルバイトは抜け出せなくなる

これは、知り合いの行政書士の話です。

その先生は、開業半年ほどで資金が心細くなりアルバイトを始めました。たしか近くの工業団地の倉庫でのアルバイトだったと思います。

聞いたところによると、高収入のうえ、職場は親切でいい人ばかりで楽しいそうです

アルバイトを理由に勉強会や仕事の誘いを断るようになり、私を含めまわりの先生がこのままでは・・・と話しましたがダメで・・・。

とても、いい先生なのでもったいない。
本当に居心地がいいアルバイトのようです。もう何年も続けてます。

高収入で居心地のいいアルバイトは、行政書士専業で食べていく障害ともなるので注意です。抜け出せなくなります。

まとめ

行政書士をやりながらアルバイトは全然問題ありません。むしろ、収入がないと不安や焦りにつながるので資金が心細いなら、パートやアルバイトすべきです。行政書士として成功する妨げにはなりません。

アルバイトしながら行政書士業をやっている人は多いです。とくに実務未経験で開業した人はアルバイトをしないと資金が続かないですから。

なかには、行政書士として開業しているのに、アルバイトをしていることを恥ずかしく感じている人もいるようですが、行政書士として成功するのに必要なことです。

嫌なら早く専業でやっていけるよう頑張ればいいだけです。くれぐれも、高収入で居心地のいいアルバイトには手を出さないように。行政書士としての成功がどんどん遅くなり、場合によっては抜け出せなくなります。