今回は「遺産の調査」についての記事です。
- 遺言書があれば遺産の調査は必要ないのか?
- 遺産はどのように探せばいいのか?
という疑問について解説します。
遺言書があれば遺産の調査は必要ないのか?
遺言書があったとしても、遺産の調査は行いましょう。
意外と漏れが多いからです。
理由としては次の2つ。
- 遺言書は老いてから作成する人が多いから
- 亡くなる何年も前に作成することが多いから
こうした状況での作成なので、どうしても遺産について書き忘れたり、勘違いしてたりすることも多く発生します。
なので、遺言書がある場合でも遺産を調査することをおすすめします。
思いもよらない遺産が発見されることも少なくないですからね。
遺産はどのように探せばいいのか?
とりあえず、身近なところから調べます。
被相続人が生活していた範囲にある
- 机
- 書棚
- 仏壇
- パソコン
- スマホ
- 郵便物
などを探します。
そして、探して分かった被相続人と取引のありそうな会社や金融機関に、片っ端から連絡して調べていきます。
家族が知らない遺産が出てくることも珍しくないので、先入観を持たずに探すのがコツです。
借用書などの書類も忘れずに
「財産」と聞くと、不動産や預貯金などを想像すると思います。
しかし、相続における財産とは、そういったプラスの財産だけでなく、マイナスの財産も含まれます。マイナスの財産とは、「借金」や「ローン」などのことです。
なので、遺産の調査にあたっては、借用書などの書類も忘れずに収集するようにしましょう。