戸籍の記載が間違っていた時はどうすればいいのか?【訂正されるまでの流れ】

相続・遺言
※記事内に広告が含まれる場合があります。

今回は「戸籍の訂正」について書きます。

相続手続き等で必要となる戸籍ですが、内容が間違っていることがあります。市区町村役場のミスだったり、何らかの間違いや犯罪等で事実とは違う戸籍の記載がされた場合など理由は様々です。

戸籍は重要なもので間違ったままではいけません。
なので、訂正をする必要があります。

どのような感じで訂正がされるのか説明していきます。
戸籍の内容を訂正したいという方の参考になれば幸いです。

スポンサーリンク

戸籍の記載が間違っていた時はどうすればいいのか?

戸籍に記載されている本人等が、家庭裁判所に審判を申立てて「訂正の許可」をとる必要があります。

戸籍は、様々な手続きで使われる信用性の高いものですからね。訂正したいと思っても、そう簡単には訂正させてもらえません。

ちゃんとした手続きを経て、はじめて訂正することが認めてもらえます。
訂正内容によっては、裁判をする必要もあります。

間違っている原因が市区町村役場のミスだった場合

この場合は、市区町村役場のほうで訂正する手続きをとってくれます。

入力ミスくらいの軽微なものであれば、市区町村長の職権で訂正することができますが、それ以外のものはそう簡単には訂正できません。

市区町村長が、訂正するための許可を法務局に求めることになります。

スポンサーリンク

家庭裁判所から戸籍の訂正を許可された後の手続き

戸籍の訂正は、家庭裁判所から許可をもらえば終わりではありません。許可後、1ヶ月以内に市区町村役場に訂正の届出をする必要があります。

法務局から市区町村役場へ連絡して、勝手に訂正してくれれば楽なのですが、そこまではやってくれないようです。

ちなみに戸籍の訂正は、戸籍の身分事項欄に正しい内容と、訂正することになった原因やその日付を記載することによって行います。

本人が申し出れば、戸籍を再製することも可能です。
再製とは、新しい戸籍を作ることを言います。