行政書士の資格で開業するにあたって「年齢」や「学歴」を気にしていませんか?聞いたところによると、こういった方が意外と多いそうです。
開業するのに、年齢や学歴が影響することがあるのか?
現役の行政書士が答えていきます。
開業してから今まで、幅広い年齢層の行政書士とお付き合いしてきました。その経験から思うことを書いていきます。興味のある方は読んでみてください。
高齢で開業しても行政書士としてやっていけるのか?
十分にやっていけると思います。
行政書士はどの年齢で開業したとしても、それが原因で「仕事ができない」とか「稼ぐことができない」といったことはありませんからね。
基本的な業務が「書類作成」なので、年齢によって体力に自信がない方でも、役所や郵便局に行く体力があれば依頼を受任して遂行することは可能です。
年齢に合わせた業務を選ぶ
自分と同じくらいの年齢層が顧客になるような業務を選べば、高齢なのはむしろ「プラスに影響」します。親近感がわきますからね。
具体的な業務としては「相続」や「遺言」、「成年後見」の分野が該当すると思います。
実際に高齢になってから開業した先生を知っていますが、相続・遺言の専門家として成功されています。最近ではセミナー講師もされているそうです。
若い年齢で開業しても行政書士としてやっていけるのか?
先ほども言いましたが、行政書士はどの年齢で開業したとしても、それが原因で「仕事ができない」とか「稼ぐことができない」といったことはありません。それは、年齢が若い場合も同じです。
若くして開業した場合の注意点としては「ビジネスマナー」です。
どんなに知識が豊富でも、ビジネスマナーができていないと、お客さんばかりか同業者や他士業の先生からも見放されてしまうので注意です。
自信のない人は、市販されている本でいいのでビジネスマナーを読んで勉強をしておきましょう。社会人経験がないという人でも。ビジネスマナーが完璧であれば問題ありません。
学歴がない人でも行政書士としてやっていけるのか?
学歴がないことを自虐ネタにしている行政書士を知っていますが、その先生は行政書士の資格だけで食べていけてます。その先生を見ている限り、学歴がないことが行政書士の資格で食べていくのに影響するとは思えません。
そもそも「高学歴=稼ぐ」にはなりませんからね。学歴なんかより、努力したり工夫したり、頑張ったりすることの方が大切です。