成功している女性行政書士さんの話【開業から現在にいたるまで】

行政書士開業
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今回は、同じ支部にいる女性行政書士さんの話をします。
行政書士として、とても成功されている先生です。

私自身とてもお世話になっている人で、開業時から相談にのってくれたり、アドバイスくれたりと助けてもらっています。

行政書士の業界は、男性が圧倒的に多いです。
「女性1人で大丈夫だろうか?」と不安に思う人も少なくないと思います。

成功している女性行政書士さんの開業から現在までの話を中心に、『女性でも行政書士として活躍できるのか?』について話していきます。(その先生のことは、ここから先は『A先生』と呼ぶことにします)

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女性行政書士A先生の成功【開業時】

A先生は、地元での開業だったので、人脈と土地勘はそこそこあったものの、実務未経験での開業だったそうです。現在は、女性行政書士と聞いても珍しくないですが、開業当時は支部に女性が数名しかいなかったんだとか。

そんな中で、どのようにA先生が事務所を運営していったかと言うと、

  • 周辺の行政書士事務所をリサーチ。ライバルが少ない業務を探す
  • 女性であることをアピール。女性客を増やすことに力を入れる
  • 事務所の宣伝になりそうな事は、とりあえずやってみる

ということです。

周辺の行政書士事務所をリサーチ。ライバルが少ない業務を探す

A先生は実務未経験での開業なので、ライバルの多い業務に参入してもベテラン行政書士には勝てないと思ったそうです。そこで、そんなベテラン先生たちが嫌がるというか、面倒くさがってやらない業務を率先して引き受けたそうです。

具体的にいうと、『風営法関連』の業務です。現在は専門にしている事務所も多くなってきましたが、私が住んでいる地域では、当時、取り扱う事務所が極端に少なかったそうです。

「ライバルが少ない業務なら、たとえ新人行政書士でも仕事がまわってくる」と考えて挑戦したそうです。結果は思った通り。依頼をどんどん受任していったそうです。

女性であることをアピール。女性客を増やすことに力を入れる

A先生は、男性が多い行政書士という業界で、女性であることを「マイナス」ではなく「プラス」としてとらえ、女性であることをアピールして営業したそうです。

法律系資格の事務所は、あまり関わらない人からしたら「敷居が高い」とか「こわい」ってイメージを持たれがちなんですよね。特に女性のお客さんは相談に行きにくい場所でした。

なので、そんな女性のお客さんでも気軽に入りやすい事務所づくりを心掛けたそうです。おしゃれで綺麗な事務所にして女性行政書士であることをアピール、女性が相談しやすいことを宣伝したそうです。結果として女性客を増やすことに成功したそうです。

事務所の宣伝になりそうな事は、とりあえずやってみる

A先生は、行政書士会の集まりはもちろん、交流会に参加したり、地元のイベントに参加したり、人の集まるところ全てに参加して事務所をアピールしたそうです。

また、ホームページでの顔出し、雑誌等のインタビューなどなど、行政書士として宣伝できることはすべてやったそうです。このあたりは、性別関係なく見習いたいところですね。

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女性行政書士A先生の成功【現在】

A先生は現在、風営法関連の業務を中心に、どんな依頼でも来るもの拒まずの姿勢で、様々な業務の依頼を受けています。

最近では、紹介だけで十分な依頼を確保できるようになり、開業した頃のようは積極的な営業はしなくても大丈夫なんだとか。A先生のスケジュール帳を、チラッと見せてもらったことがあるのですが、売れっ子芸能人のようなスケジュールでした。

同業者からの信頼も厚く、所属している支部で長いこと役員をやっています。

成功する女性行政書士の特徴

今回ご紹介したA先生の特徴になるのですが、仕事が親切丁寧で、気配りができる人です。そういった先生は、紹介しやすいので依頼が増えます。

全国的にみた女性行政書士の割合

参考までに、令和2年4月末の時点での、行政書士の登録者数を紹介します。

男性41,603人 女性7,095人 = 合計48,698人

圧倒的に男性が多いです。
逆に言えば、女性というだけで近隣の事務所との差別化が図れるのかもしれませんね。

女性同士の士業ネットワーク

女性同士の士業ネットワークというのもあります。弁護士や司法書士、行政書士、税理士、社労士などの資格で開業している先生方が定期的に集まり、互いに仕事を紹介しあったり、女子会を開いたりしているそうです。

聞くところによると、大きな仕事を一緒に成功させたときは、普段食べに行かないような高級料理を食べに行くこともあるそうです。一緒に旅行に行くこともあるとか。

まとめ

行政書士という仕事は、女性でも活躍できます。
女性ならではの丁寧さや気配りで、男性事務所との差別化も可能です。

また、独立開業型の資格なので、出産や子育てでブランクがある人でも、いつでも社会復帰してお金を稼ぐことが可能です。きちんとスケジュールを管理できれば、家事や子育てとの両立もできます。