【行政書士】開業前の不安と解消法【ネガティブな情報は気にしても仕方がない】

行政書士開業
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こんにちは、ひろです。

行政書士で開業しようと思っています。ネットで、いろいろと行政書士に関する情報を見ていたのですが、ネガティブな情報ばかりで不安になりました。本当に行政書士として開業して大丈夫なんでしょうか?

という疑問に、開業4年目の行政書士が答えます。

新しく何かを始めようとするとき、誰でも不安になります。そんな時、ネットで安心できる情報を見つけたりして落ち着くことができます。

でも、行政書士という資格の場合、なぜかマイナス的が情報がネットに多く、逆に不安が増すことも。今回は、そんな不安をもっている人向けの記事です。

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ネガティブな情報による不安は、気にしても仕方がない

ネットで検索すると、行政書士に関するネガティブな情報が多すぎて驚くと思います。
でも、ほとんどが、開業前から気にしても仕方がないことです。

「行政書士では食えない」
「行政書士は、3年以内に8割が廃業する」

どちらもよく目にします。
開業前に見てしまうと不安になりますよね。

どちらも、間違ってはいない情報ですが、必ずしも全員に該当することではありません。

  • 個人の能力・人脈・やる気
  • 開業する地域

この2つの要素で、大きく変わっていきます。
結局のところ、やってみないと、どうなるかは誰にも分からないです。

ただ、私が開業して4年弱。
やることをやって、廃業した人は見たことがないです。

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個人の能力・人脈・やる気

法学部出身だとか、前職で行政書士業に関連する業務をやっていたとか、開業前から持っている能力で、開業後に差がでます。これは当然ですね。

ただ、開業前からの能力より、「人脈」のほうが強いです。
行政書士とは無縁の仕事をしていた人でも、人脈が広ければ必ず何とかなります。

能力も人脈もない人は、食べていけないのか?
というと、そうでもなく、「やる気」でカバーすることも可能です。実際、やる気だけで急成長している先生を知っているので、これは否定できません。

開業する地域

どの地域で開業するかも、その後に大きく影響します。

「依頼がない」とか、「集客できない」は、全国共通ではないです。なので、ネガティブな情報を流している人の、開業している地域を知らないで、情報を鵜呑みにするのは間違いです。

都心から離れるほど、集客が難しくなるのはたしかですが、逆に考えれば、人口が多い集客が見込める場所で開業すれば、成功する可能性が上がるということです。

同じ県内でも市区町村で人口に大きく差があります。自分の住んでいる市区町村の人口が少ない場合、人口が多いところでの開業をするのも有効です。

行政書士は、事務所のある土地を管轄する行政書士会や支部に入会します。なので、通勤することになりますが、住んでいる場所はそのままで、事務所を人口の多い地域でかまえることも可能です。
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行政書士開業前に多い不安と解消法

行政書士の開業前に多い不安です。

  • 集客できるか?仕事をどうとればいいのか?
  • 仕事はどう覚えればいいか?困ったとき誰に聞けばいいのか?

私も開業前は不安に思いました。

そもそも行政書士試験の内容がおかしいですよね。どうして実務に直結するような知識を問う問題にしないのか?何か月も何年も勉強した内容が、実務であまり役に立たないって…。

開業前の不安1:集客の方法・仕事のとり方

最初のお客さんは、前職での人脈や友人、知人に「行政書士になったこと、開業したこと」を広めれば獲得できます。

「前職の人脈なんてない!」
「友人や知人なんていない!」

という人は、所属する支部に積極的に参加です。
そこで、先輩行政書士とコミュニケーションがとれれば、仕事を紹介してくれます

あとは、最初の依頼人や、その依頼での実務経験を中心に、営業を展開していけば何とかなります。

【体験談】実務未経験でも行政書士の仕事はできる【不安なら実務講座を!】
【行政書士開業】実務未経験者が相談業務で稼ぐ方法【メール相談/人脈】

開業前の不安2:仕事の覚え方・困ったときの相談先

実務は依頼を受けながら覚えていくのが確実です。事前にいろいろ勉強をしても、依頼がくる頃には忘れてしまいます。

なので、自分の事務所で扱うと決めているメイン業務の勉強や情報収取以外の時間は、営業やマーケティングの勉強や、その実践にまわすのがベストです。

実務経験がない依頼がきたらどうするか?

その場合、他の事務所へ紹介するか、自分でやるかです。
開業当初で時間があるなら、経験のために自分でやるべきです。

困ったときは、だいたい次の3つで解決できます。

  • 先輩行政書士に聞く
  • ネットで調べる
  • 申請先の官公署に問い合わせる

先輩行政書士を頼る場合は、普段から行政書士会の集まりに積極的に参加して、聞けるような関係を作っておくことが必要です。

ネットで調べる場合は、間違った情報も多いので、行動に移す前に必ず裏付けをとるようにしましょう。

申請先の官公署に問い合わせるのは、一見確実のような感じがしますが、先に先輩行政書士に相談したほうがいいです。そもそも問い合わせ自体が間違っているケースも少なくないので。

まとめ

行政書士として開業するとき、誰もが今後の業務について不安になると思います。そんな中で、ネットでネガティブな情報を見てしまっては、不安がどんどん悪化していきます。

経験上、ネットでみたネガティブな情報は、あまり気にすることないです。私の場合、開業して、所属する行政書士会で知り合う先生の数が増えるほど、不安が解消されていきました。

結局のところ、ネガティブな情報は、個人の能力や人脈、住んでいる地域、やる気によって左右されますし、どの商売でも成功確実なんてものは存在しないですから。