戸籍謄本(抄本)は、どこで請求することができるのか?【郵便による戸籍の請求方法・添付書類】

相続・遺言
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戸籍謄本や戸籍抄本はどこでもらうことができるのか?
今回は、戸籍の請求先についてご紹介します。

戸籍についての知識は、相続だけでなく、結婚や離婚の際も必要になります。突然必要になることが多いので、事前に知っておくと、いざという時に慌てないですみます。

この記事を書いているのは、開業5年目の行政書士です。
それでは見ていきましょう。

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戸籍謄本(抄本)の請求先について

戸籍は、本籍地のある市区町村役場で請求することができます。

担当している部署は、「戸籍係」とか「市民課」などの名称がついていることが多いです。市町村によって名称が違いますので、総合窓口で聞いたり、事前に市区町村のホームページで調べたりしておけば、役所でウロウロ歩き回って困ることがないのでおすすめです。

総合窓口では、「戸籍謄本が欲しいのですが、窓口はどこですか?」と聞けばOKです。本人確認書類(運転免許証など)が必要なので、忘れないようにしましょう。

最近の役所は親切です

「どういった理由で戸籍が必要なのか?」を説明できれば、丁寧に案内してくれます。

例えば、「相続が発生して、この人の出生から死亡までの戸籍が欲しいです。」と言った場合、その役所で取得できる戸籍についてだけでなく、次にどの役所に行けばいいかも聞けば教えてくれます。

戸籍は、慣れていないと見方が難しいうえ、古いものだと手書きなので何かが書いてあるか分からないことが少なくありません。役所の担当者は慣れているので、戸籍について分からないことがあれば、その場で聞くと分かりやすく教えてくれます。

戸籍の担当部署には、恐ろしく戸籍に詳しい人が1人はいる

余談ですが…

役所で戸籍を扱う部署の職員は、どの人も戸籍に関してとても詳しいですが、その中に、さらに恐ろしく戸籍に詳しいベテランの職員が1人はいたりします。

対応してくれた窓口の人が知識不足で、こちらからの質問に答えられなかったりすると、奥からそのベテラン職員が登場します。

私の場合、戦争中に焼けてしまった戸籍のことで相談したことがあるのですが、時代背景などの歴史的なことや、焼けてしまった戸籍に対する国の対応など、ともて詳しく説明してもらえました。

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郵便による戸籍の請求方法・添付書類

戸籍は、窓口だけでなく郵便でも請求することが可能です。

その場合は、請求先となる市区町村のホームページに、請求方法が詳細に書かれていますので、必ず確認するようにしましょう。

基本的には、下記の書類を送付することで、戸籍を送ってもらえます。

  • 申請書
  • 本人確認書類
  • 定額小為替
  • 返信用封筒

請求先や請求者、戸籍の用途によって、添付書類が追加されることもあります。
それぞれ説明していきます。

申請書

各市区町村のホームページで申請書をダウンロードすることができます。
役所によって書式が違うので注意です。

記入漏れや書き間違いがあると、戸籍が手元に届くまでに時間がかかることがあります。
記載例を確認しながら、注意して記入しましょう。

本人確認書類

誰の戸籍でも自由に見られるわけではないので、戸籍を請求する人の本人確認書類が必要となります。
≫戸籍は何のために必要なのか?誰が請求できるのか?【戸籍の基礎知識】

運転免許証やマイナンバーカード、写真付き住民基本台帳カードなどの写しの添付を求められます。

本人確認書類に記載されている「住所」などもチェックされるので、変更がある人は事前に手続きしておかないといけません。

定額小為替

郵便局(ゆうちょ銀行)で購入できます。

50円、100円、150円、200円、250円、300円、350円、400円、450円、500円、750円、1000円の12種類あって、一枚あたり100円の料金が別途必要になります。

返信用封筒

戸籍を返送してもらうための返信用封筒を同封します。
返送先となる宛名の記入と、切手の貼り付けは必須です。

切手の料金が足りない場合は、受取人払いで戸籍が送られてきます。

今日はここまでです。
ありがとうございました。