今回は「遺産の評価」についての記事です。
- 価値の分からない遺産はどうすればいいのか?
- 骨董品などの動産を処分する際の注意点は?
という疑問について解説します。
価値の分からない遺産はどうすればいいのか?
その道の専門家に鑑定を依頼しましょう。
相続人同士の話し合いで誰が譲り受けるかを決めて、相続人全員が納得すれば、鑑定する必要はないですが、そんなに簡単にいかないものもありますよね。
例えば、宝石などの貴金属類。
高価なものだという予想はついても、どのくらいの価値があるか分からないものもあります。
遺産に価値が分からないものがあると、公平な遺産分割は難しくなります。専門家に鑑定を依頼して、価値がはっきりすれば遺産分割の話し合いもスムーズに進みます。
費用がかかる点には注意
当然ですが、専門家へ鑑定を依頼するには費用がかかります。
物にもよりますが、基本的に鑑定料は高いです。
専門家へ鑑定を依頼するのであれば、出費の覚悟は必要です。
価値の分からない遺産を売却して現金に変える
現金に変えて分けるという方法もあります。
この場合は鑑定料を節約することができます。
ちなみに、価値が分からないものを売却するも不安だと思いますので、信用できる店で売却をするか、いくつかの店で買い取り価格を聞いて、相場を知ってから売却することをおすすめします。
互いに相場を調べて話し合う
互いに相場を調べて、話し合って、誰が相続するかを決めるという方法もあります。
要は相続人全員が納得すればいいわけなので。
この方法で解決することも珍しくないです。
骨董品などの動産を処分する際の注意点は?
次の点について確認のうえ処分を検討しましょう。
- 被相続人が借りていたものではない
- 譲り受けたい人がいない
上記のことを事前に確認したら、処分することを相続人全員に確認します。
確認がとれたら処分します。
場合によっては、遺産分割協議書に書いて証拠を残しておきます。
価値のありそうな物は?
骨董品や絵画などは、専門家でないと価値の判断ができません。
もしかしたら、ものすごく価値の高い物という可能性もあります。
なので、価値のありそうな物は専門家に鑑定を依頼しましょう。
金額によっては、遺産分割協議で話し合いが必要になります。