行政書士の開業資金を、どうやって準備するのか?【貯金・借金・金融機関】

行政書士開業
※記事内に広告が含まれる場合があります。

行政書士試験に合格しました。すぐに開業したいのですが、開業資金がありません。現在、開業している先生方は、どのようにして開業資金を準備したのでしょうか?参考までに教えていただけると幸いです。

といった質問に答えます。

この記事を書いているのは、開業5年目の行政書士です。
以前、ちょっとした支部の集まりの際に、開業資金の話題になったことがあります。
その時の話も含めて語ります。

スポンサーリンク

どうやって開業資金を準備するのか?

次の3つの方法のどれかで、開業資金を準備する人がほとんどです。

  • 自分の貯金、または働いて貯める
  • 家族や知り合いから、お金を借りる
  • 金融機関からお金を借りる

どの方法で、開業資金を準備しても問題はないです。
それぞれ説明していきます。

自分の貯金、または働いて貯める

一番、安心安全で誰にも迷惑をかけない方法が、自分の貯金を使ったり、働いて貯めたりする方法です。私も貯金を使っての開業でした。

貯金に余裕あってもあえて使わないで、行政書士関連の仕事をしながら開業資金を貯めるという方法もあります。

実務経験や、またそれに近い経験ができるので開業後に役立ちます。
そうした感じで開業する人は多いです。

行政書士は、試験に合格する知識が実務では役に立たないため、いきなりの開業に不安を感じる人が少なくないです。

なので、資金が足りている足りていないに関わらず、どんな業務かを経験したい、そしてついでに開業資金も増やしておきたいという人が多いのです。

金融機関からお金を借りる

「お金はないけど、早く行政書士として開業したい」という人は、金融機関から借金をして開業資金を準備するという方法もあります。

「借金」と聞くと、不安がる人が多いですが、ビジネスをしていくうえでは借金をするという経験はプラスに働きます。

ちゃんとしたところからお金を借りて、ちゃんと返済していけば、想像しているような不安な問題は起こりません。

金融機関から開業資金を借りる場合には、金利が安い日本政策金融公庫などの融資を利用するのがおすすめです。

家族や知り合いから、お金を借りる

「お金はないけど、早く行政書士として開業したい、でも金融機関から借金をするのは怖い」という人は、親や知り合いからお金を借りるという方法もあります。

親や知り合いの場合、利子までは取る人はなかなかいないでしょうから、実質は自分の貯金を使うような感じで開業資金を準備できます。

しかし、そうは言っても借金ですから、迷惑をかけないよう約束通りに返済しないといけません。親や知り合いからの信用は、お金では買えないものなので要注意です。

スポンサーリンク

どの方法で開業資金を準備した行政書士が多いか?

私のまわりの先生方だと、やはり自分の貯金を使って開業資金を準備したという先生が一番多かったです。若い先生だと、親がまだ現役で仕事をしていたりするので、親から借りたという先生も。

金融機関から借りたという先生も1人いました。

その先生は、開業資金が足りなかったというわけではなく、開業するにあたって「金融機関からの融資を経験してみたかった」ということです。

なので、借りた資金には基本的に手を付けずに、ほとんどそのまま返済したとのことです。

ちなみに、この話を聞いた時、私もそうすれば良かったと少し後悔しました。こういった経験は、自分の財産になりますからね。後々必ず役に立ちます。

開業するのに、どのくらいの費用がかかるのか?

行政書士として仕事をするには、行政書士会に登録をする必要があります。
所属する都道府県の行政書士会によって差がありますが、だいたい30万円くらいかかると思っておけば間違いないです。

この費用に、事務所の設備や当面の生活費などが加わります。

名刺や印鑑などは新しく作る必要がありますが、自動車やパソコン、プリンターなどは、プライベートで使っていたものを使えば安く済みます。

なので、開業資金としては、人によって差がある「当面の生活費」を除けば、少ない人でも50万円程度は必要となってきます。

詳しくは、過去の記事で紹介しています。
【体験談】行政書士の開業資金はどのくらい必要か?【注意すべきこと】

まとめ

今回は、行政書士の資格で開業するにあたり「どうやって開業資金を準備するのか?」を、私のまわりにいる先生方の話などを交えて解説しました。

多くの行政書士が「自分の貯金、または働いて貯める」「家族や知り合いから、お金を借りる」「金融機関からお金を借りる」という3つのどれかで開業資金を準備しています。

上記で紹介した、どの方法で開業資金を準備しても問題はないです。
ただ、人にだけは迷惑をかけないようにしましょう。

最後に、働いて開業資金を貯める場合のアドバイスとしては、全然違う業種で働くのであれば、どこかで借りるなどして早く開業してしまったほうがメリットは大きいです。