行政書士業は、専門分野を決めて事務所を運営したほうが成功しやすいと言われています。
今回は、行政書士資格で開業した際の「専門分野の決め方」についての記事です。
- 専門分野はどのように決めたら良いのか?
という疑問に、現役の行政書士が答えます。
【行政書士開業】失敗しない専門分野の決め方
専門分野を決める際に重要なのは次の2点です。
自分に合っているのか?
継続的に利益がでる市場規模なのか?
順番に説明します。
自分に合っているか?
何よりこれが一番重要です。
自分に合っていないなら、たとえその分野で成功しても長続きしませんからね。
自分の性格や前職、行政書士以外の所有資格などを考慮して慎重に判断しましょう。
継続的に利益がでる市場規模なのか?
行政書士の業務範囲はとても広いです。
しかし、生活できるほどの利益を継続的に確保できる市場は限られています。
行政書士会等のホームページを見れば、そういった業務が強調されて掲載していますので、どの市場であれば継続的に利益がだせるのかがすぐに分かると思います。
開業当初は、その中から自分に合うものを選ぶのが正解です。
専門分野の増やし方のポイント
専門とは言っても、ひとつに絞る必要はありません。
メイン業務を含めて「3つ」まで増やしても大丈夫だと思います。
ただ、増やし方にはポイントがあります。
それは、一気に増やさない方が良いということです。
まずは1つ専門分野を決めて、ある程度極めたら1つずつ増やしていくのがベストです。
行政書士の資格で稼いでいける市場はいくつかありますが、どの分野も奥が深いです。
専門家として認められるほどの知識を吸収するのには時間がかかります。
あれもこれもと様々な分野に手を出すと、ノウハウの蓄積が遅くなるので、収入が安定するのに時間がかかってしまいます。