今回は「相続の開始」について。
相続はいつから開始されるのか?
相続についての話し合いはいつ頃がいいのか?
といった疑問について解説していきます。
相続はいつから開始されるのか?
相続は、被相続人が亡くなったときに開始されます。
- 死亡届を提出したとき
- 通夜や葬儀が終わったとき
- 四十九日の法要が終わったとき
これらを相続の開始と勘違いされている方もいますが違います。
相続は、財産を所有していた人が亡くなった瞬間から始まります。
マイナスの財産も含まれる
相続財産というと「現金・預金」「不動産」といったものを思い浮かべる人が多いと思いますが、相続財産には「借金」などのマイナスの財産も含まれます。
なので、マイナスの財産を相続した場合、亡くなった人に代わって借金を返済する必要が出てきます。
借金が多い場合には、相続を放棄することもできるので、そういったことも含め検討する必要があります。
相続についての話し合いはいつ頃がいいのか?
四十九日の法要後に話し合う方が多いです。
法要で相続人が集まったときに誰かが話題を出して、その後、日を改めて集まり話し合うといった感じです。
相続が開始してすぐに話し合うことも可能ですが、実際のところ、大切な人が亡くなった心理的負担と、通夜や葬儀などの手続きでそれどころではないと思います。
話し合いを先延ばしにしすぎない
相続手続きには、相続税の申告など期限が定められているものもあります。
話し合いをあまりに先延ばしにしてしまうと、手続きが間に合わず無駄に手間や費用がかかったりするので注意が必要です。
被相続人の財産について一番詳しい人が中心となって、早めに話し合いを行うのがおすすめです。