こんにちは、ひろです。
今回は、事務所を借りるタイミングについてです。
実務経験や人脈がある人は、開業からいきなり事務所を借りても問題はないと思います。なので、この記事での対象としているのは、実務経験や人脈なしで開業する人です。
この記事を書いているのは、開業5年目の行政書士です。
私の事務所についても話していきます。
開業時は自宅兼事務所がおすすめ
事務所を借りるタイミングの前提として、開業時は自宅兼事務所がおすすめです。
収入がないのに事務所を借りると、固定費の支払いで、行政書士としての寿命を縮めてしまう可能性があります。
開業時から、いきなり立派な事務所を借りた行政書士を知っていますが、懇親会で会った時に「無駄だった」と後悔していました。実際に、こういった後悔をしている行政書士は多いので注意です。
開業資金に余裕があっても…
多少、開業資金に余裕がある人でも、開業時は自宅兼事務所がおすすめです。
収入が無ければ資金は減り続ける訳ですから、いずれ無くなります。
なので、開業資金に余裕がある人でも、最初から事務所は借りないようにしましょう。継続して仕事を取ってこれる自信があるなら別ですが、実務経験や人脈がない状態では、それも難しいです。
余裕のある開業資金は広告費に
開業資金に余裕があるなら、事務所を借りる費用として使うのではなく、事務所の広告費として使ったほうがいいです。
チラシやDM、看板、PPC広告など、自分の事務所には、どの方法が適しているのかを試す資金として使えます。
失敗・後悔しない「事務所を借りるタイミング」について
次の2つの条件が満たされたら、事務所を借りましょう。
そうすれば失敗したり、後悔したりすることはないです。
- 専門分野を決める
- 収入が安定する
それぞれ説明していきます。
専門分野を決める
専門分野を決めると、事務所の方向性が決まってきます。
行政書士が取り扱う業務のなかには、自宅とは別に事務所を用意することに、あまりメリットがないものもあります。
なので、専門分野を決めて、「本当に事務所が必要か?」を考えてみることが大切です。
ちなみに、行政書士として成功しているベテラン先生のなかにも、事務所を借りる必要がないという理由で、開業後10年以上も経つのに自宅兼事務所という人もいます。
収入が安定する
事務所を借りるのは、収入が安定してからでも遅くないです。
それに行政書士業は、事務所を借りなければ、収入が安定しないというものでもないです。
個人事業主として行政書士業をやっていくには、事務所の維持に必要となる固定費はできるかぎり少ないほうがいいです。お金が無くなれば廃業ですから。
事務所は、収入が安定してから借りましょう。
私が事務所を借りたタイミング
このブログで書いたかどうか忘れましたが…
私は、行政書士事務所を自宅とは別に借りています。
タイミングとしては、この記事で紹介した上記のタイミングです。
専門分野と収入の条件が満たされたので、借りることにしました。
この記事を書いている時点で、事務所を借りてから1年半以上が経ちますが、失敗も後悔もしていません。満足です。
まとめ
今回は、失敗や後悔をしない「事務所を借りるタイミング」について解説しました。
開業時は、自宅兼事務所でスタート。事務所を借りるタイミングは、専門分野が決まって収入が安定してきてからがおすすめです。