【体験談】行政書士補助者の仕事内容やメリット【補助者面接へ行った話】

行政書士開業
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質問者
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行政書士として開業する前に、補助者として実務を経験したいな~、でも補助者ってどんな仕事をするんだろう?事務員との違いは?給料はどのくらいもらえるんだろう?

こんな疑問に答えます。
開業を目指す人なら誰もが一度は考えますよね。私もそうでした。
それでは、見ていきましょう。

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行政書士の補助者とは?

行政書士補助者とは、行政書士会へ登録し、行政書士の指揮・監督のもと、その事務所の業務全般を補助する者のことをいいます。仕事内容は後ほど説明しますが、普通の事務員以上の仕事をすることになります。

真ん中に「補」の字が書かれたバッジや、身分を証明する「補助者証」が発行されます。補助者をやめる時にも手続きが必要。とうぜん守秘義務もあります。

雇用形態は、アルバイト・パート・正社員と様々ですが、仕事内容はどの雇用形態でもあまり差がないと思います。基本的に業務全般です。

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行政書士補助者の仕事内容

他の事務員と同じような電話対応や来客対応などの仕事をやりつつ、行政書士に代わって申請に必要な書類を集めたり、申請書類の確認をしたりします。

その他、書類の作成や提出なども行政書士の代わりに行います。ただ、あくまで補助なので、仕事を勝手に受けたり、勝手に書類を作成して申請したりはできません。

行政書士補助者の給料

給料は雇用形態や事務所によって差がありますが、正社員で20万円前後、パートやアルバイトだと時給1,000円前後といったところ。

結構な給料を払って補助者を雇っている事務所もあるそうです。私の知っている事務所なんですが、聞くところによると高い給料を払ってでも長く勤めてほしいと思うような人材なんだとか。行政書士以外の資格も評価されるようです。

行政書士の補助者になるメリット

何よりも事務経験が積めるのが一番のメリットです。ほとんどの人が実務未経験で開業するなか、経験を積んだうえで開業できるのは大きいです。

さらに、近い土地で開業をするなら人脈も作れます。お世話になった事務所の顧客をとってしまうのは問題ですが、提携していた弁護士や司法書士、税理士などに開業もお世話になるのは互いにとってもいいことです。

【体験談】補助者面接に行った話

前に書いた記事でも少しふれましたが、私自身、開業前に補助者の面接を受けたことがあります。社労士と行政書士の兼業事務所でした。

その事務所は一人の先生が運営していて、忙しい時に手伝いに来て欲しいとのこと。なので、正社員ではなくアルバイトを希望ということでした。

これは結局のところ、採用してくれるという話だったのですが、雇用条件が合わず断念しました。

正直、実務経験を積んでから開業したほうが安心なので、採用してくれるなら多少の雇用条件は妥協する予定でした。でも、条件が合わなかった部分というのが勤務日数。

1週間に1回の勤務。それも忙しくなければ、さらに出勤回数が減るというもの。これでは、実務経験を積むのに相当な日数がかかってしまいます。タイミングよく自分が取り扱う分野の依頼がくるとも限りません。

そもそもこれでは補助者と言えないのではないか?というのと、この雇用条件に縛られて補助者をするより、開業した方がよっぽど早く多くの実務経験を積めると考えお断りしました。

補助者の採用面接では、こういったこともあります。いずれ、この時の様子をもっと詳しく記事にする予定です。

行政書士補助者に求められるスキル

補助者を希望するなら、運転免許とパソコン操作のスキルは必須です。私が面接に行った事務所でも言われました。

運転免許は、官公署に書類をもって申請に行くのに必要。パソコン操作のスキルは、書類作成や顧客とのメールでのやりとりなどに使うからです。

代書屋と言われた行政書士も、現在では電子申請などを扱うので、パソコンができないと話になりません。苦手な人は特訓あるのみです。

行政書士補助者の求人は少ない

東京、大阪あたりは求人情報も多いですが、そこから離れるにつれて補助者の求人は減っていきます。首都圏からずっと離れた地域では、求人がほとんどないのが現状です。

求人の探し方としては、ネットの求人サイトのほか、新聞の求人チラシ、職安などがあります。私が行った補助者面接は職安での紹介でした。

とにかく競争率が高いので、求人募集を見つけたらすぐに応募です。すぐに行動できるように履歴書などは事前に準備しておくのがベスト。聞いた話だと、東京都にある事務所で、補助者1人の募集に対して20~30人の応募があるそうです。

まとめ

補助者になるには、行政書士事務所で採用され、行政書士会への登録が必要です。そうすることで、初めて行政書士補助者として仕事ができます。

登録するとバッジや、身分を証明する「補助者証」が発行されます。辞めるときにも手続きが必要で、行政書士同様に守秘義務もあります。

仕事は、行政書士の指揮・監督のもと、業務全般を補助することです。事務員と同じように電話や来客の対応をしつつ、書類の作成や申請も行います。行政書士ではないので、勝手に依頼を受けたり、申請をしたりはできません。

求人の募集は少なく、雇用形態は正社員、アルバイト、パートと様々です。給料は正社員で20万円前後、パート・アルバイトで時給1,000円前後です。

実務経験は、開業にとても役に立つので、チャンスがあるなら補助者の求人に飛びつくべきです。実務未経験での開業は不可能ではないですが・・・不安や心配でとても疲れます。