【行政書士になるには?】働きながら独学での合格も可能です【体験談】

行政書士試験
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今回は「行政書士になるには、どうしたらいいのか?」についてお話します。

  • どんな試験に合格する必要があるのか?
  • 試験を免除されるケースとは?
  • 働きながら独学での合格も可能なのか?

といった疑問に答えていきます。

記事後半では、行政書士登録や実務経験の説明もしています。
体験談を含めてお話していきます。

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行政書士になるには国家試験に合格する必要がある

行政書士になるには、年に1回実施される国家試験に合格する必要があります。
試験は、毎年11月に行われます。

この試験に合格すると、行政書士会に登録することができます。登録が完了すると、晴れて行政書士として名乗り、仕事をすることができます。

試験が免除されるケース

次の人たちは、行政書士試験を受けないで「行政書士登録」ができます。

受験生からすると、羨ましい感じがすると思いますが、行政書士試験に合格できるレベルの勉強や経験を積んできている人たちです。

  • 弁護士の資格を有する者
  • 弁理士の資格を有する者
  • 公認会計士の資格を有する者
  • 税理士の資格を有する者
  • 公務員

最後の公務員については、過去にこんな記事を書いてます。
≫公務員から行政書士へ【条件を満たせば試験免除で登録・開業OK!】

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行政書士試験に合格するには独学?予備校?

正しい勉強のやり方をすれば、独学での合格は可能です。

どうしても短期で取得したいという人は、資格の予備校がおすすめです。行政書士試験攻略についてのノウハウを持っているので、効率よく勉強ができます。

実績のある、次の予備校がおすすめです。

  • フォーサイト
  • クレアール
  • TAC
  • 伊藤塾
  • ユーキャン
  • LEC東京リーガルマインド

良さそうなところの資料を取り寄せてみてください。
その中で、自分の勉強スタイルに合うものを探してみましょう。

行政書士は難関試験で合格率は低い!

ネットで検索すると「行政書士試験は簡単だ!」とか「楽勝だ!」なんて言われていることがありますが、それは他士業と比較しての話です。

実際は、合格率10%くらいの難関試験です。なめて受験すると確実に不合格です。
受験計画を立てて本気で勉強しないと受かりません。

合格率10%って言ったら、10人に1人しか受からないということですからね。
残りの9人が不合格になっていることを考えれば、簡単な試験でないことは分かると思います。

受験料を支払って試験に挑戦するくらいですから、それなりにみんな勉強をしてきます。その人たちが受験して10人中9人落ちるわけですから難しいです。

働きながらでも独学で行政書士になれるのか?

合格率が低い行政書士試験ですが、正しい勉強法で頑張れば、働きながら独学でも合格することは可能です。現在の仕事を辞めてまで、行政書士を目指さなくても大丈夫です。

実際に私も、働きながら独学で行政書士試験に合格しました。
勉強時間の確保が難しいですが、なんとかなります。

忙しくて勉強する時間がない

「働きながら~」というと、必ず忙しくて勉強する時間がないという人がいますが、行政書士試験の勉強にまとまった時間は必要ありません。

細切れのスキマ時間をうまく利用すればいいのです。

朝すこし早く起きた時間、寝る前の時間、通勤の電車のなか、5~10程度の細切れの時間は、探してみと1日の中でたくさんあります。忙しい人が行政書士試験に合格するには、その時間を大切に使うことが合格するのに必要です。

最初は、時間が短すぎて集中できないことも多いですが、次第に慣れてきて集中できるようになります。

行政書士の登録について

行政書士の「登録」について簡単に説明します。

記事の最初に書いた通り、行政書士として仕事をするには、事務所がある所在地を管轄する行政書士会に登録の申請をする必要があります。

添付書類が多いですが、行政書士の業務内容を考えれば、大変とも言ってられないですからね。頑張って集めましょう。良い勉強になると思います。

費用は登録する都道府県によっても差がありますが30万円程度です。

実務経験がないのに行政書士としてやっていけるのか?

本当は欲しいところですが、実務経験がなくても行政書士としてやっていけます。

そもそも実務経験を積もうにも、行政書士事務所の求人なんてほとんどないですからね。いつあるか分からない求人を待つより開業した方が早いということで、実務経験なしで開業する人は多いです。

私の所属している支部でも、開業前に実務経験があったという先生はほとんどいませんでした。

行政書士補助者の求人募集が少ない理由については、こちらの記事で説明しています。
≫行政書士補助者の求人募集が少ない理由【人手が欲しい時どうしているのか?】

まとめ

行政書士になるには、年に1回おこなわれる国家試験に合格する必要があります。弁護士や弁理士、公認会計士、税理士、公務員など、行政書士と同等の能力や経験がある人は、試験免除で行政書士になれます。

行政書士試験は、間違った勉強のやり方をしなければ、働きながら独学での合格も可能です。短期間で合格を目指すなら資格の予備校が便利です。ノウハウをたくさん持っているので効率的に勉強することができます。

試験合格後、行政書士会に登録すると、行政書士と名乗り仕事ができるようになります。登録すると開業することになるので、その前に実務経験が欲しいところですが求人はほとんどありません。

実際のところ、開業しているほとんどの行政書士は、実務未経験で開業して、働きながら実務の勉強している人が多いです。