【収入UP】行政書士の稼げる業務【ネットで稼げないと言われている理由】

行政書士開業
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行政書士として開業するにあたって、どの業務を専門にやっていくか悩んでいませんか?
行政書士の業務範囲は広いですが、稼げる業務はそれほど多くはありません。

今回は、稼げる業務についてご紹介します。私がこれまで知り合った「稼いでいる行政書士」が、実際にどの分野をメイン業務にしていたかです。

また、ネットで行政書士が稼げないと言われている理由についても解説します。

行政書士として、どの分野の専門家になるか悩んでいる人の参考になれば幸いです。

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行政書士の稼げる業務

  • 建設業・産業廃棄物許可
  • 外国人・在留資格関係
  • 相続・遺言
  • 風俗、飲食店営業許可
  • 医療関係の設立許可
  • 新しく生まれた業務

これらの業務は稼げます。

実際に、私のまわりで稼いでいる人たちがいます。司法書士や税理士などの資格とのダブルライセンスで開業している人ではなく、行政書士の資格のみの専業の人がこれらの分野で成功してします。

どの業務をメインにするか

行政書士の資格で稼ぐには、どの業務分野をメインに営業するかが重要です。
おすすめは、上記のどれかの業務です。

とりあえず、ひとつ選んで知識や経験を積んでいきましょう。「取扱業務+名前」で、顧客や同業者、周辺の士業に覚えてもらえば、安定して仕事の依頼が来るようになります。

新しく生まれた業務もおすすめ

最後に書いた「新しく生まれた業務」は、近年でいうと「民泊」や「ドローン」などに関連する業務です。

行政書士は、法律が創設されたり、改正されたりすると新しい業務が増えます。そういった業務にいち早く特化して営業を展開させれば、ライバルが少ない状態なので、かなりの売り上げが期待できます。

どのように工夫して営業するか

次に重要なのが、どのように営業するかです。

他の事務所と差別化を図れるような「独自のサービス」があれば、営業の効果が出やすいです。差別化ができれば、価格競争に巻き込まれないで済みますからね。

インターネットの普及によって、現在は簡単に各事務所の報酬額が比較できます。サービスが同じなら金額での勝負になってしまいます。何か少しでも良いので、他の事務所より勝る点を探す、もしくは作り出せればメイン業務を軌道に乗せやすくなります。

おすすめの営業方法

開業して間もないのであれば、インターネットを使った広告がおすすめです。
広告の出し方を工夫することによって、比較的少ない費用で大きな効果が期待できます。

興味のある方は、こちらの記事をどうぞ。
≫【行政書士の集客方法4選】開業したばかりの新人必見!失敗しないための注意点

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行政書士として稼ぐために必ずやること・やらないこと

稼ぐために、必ずやらなくてはならないことと、やらないほうが良いことがあります。

必ずやること

稼ぐためには『周囲に何の専門家なのか覚えてもらうこと』と『営業・マーケティングの勉強・実践』が必要です。

そして、その営業の結果、期待に答えるためにスキルを磨いておきます。実務経験がない人は、経験がないぶん専門書を読むことをおすすめします。

専門家向けに書かれた書籍はもちろん、素人向けに書かれた書籍や六法、判例集などにも目を通しておくと、実際に依頼がきたときに落ち着いて対応できます。

やらないこと

行政書士としての仕事を安売り、ダンピングしないようにしましょう。
ダンピングとは、不当に安い価格で商品やサービスを提供することを言います。

ネットで検索すると、同じ業務なのに恐ろしいほど価格差があるものもあります。最低額を見ると「本当にその報酬額でやっていけるの?」と心配になるほどです。

無理に安売りして仕事を得ても長続きしません。
忙しいのに稼げないという負のスパイラル状態になりますからね。

また価格を下げすぎることで、他の行政書士に迷惑をかけることもあります。安い報酬額を見たお客さんに、相場での請求が「不当に高い」と勘違いさせてしまうからです。

ネットで稼げないと言われている理由

行政書士はネットで評価されていうほど稼げない資格ではありません。
なぜ、ネットでは「稼げない」とか「食えない」と言われているのか?

理由の一つとして『本当に稼いでいる人は稼いでいると言わない』という点があげられます。儲かっていてもネットに書き込むことはしません。

なので、書き込んでいるのは、行政書士業が上手くいっていない人や、失敗して廃業してしまった人が多くなります。

そうなってくると、ネット上で行政書士の評価が下がるような意見が増えるのも理解してもらえると思います。

行政書士の平均年収を気にしてはいけない

ちなみに、行政書士の資格で稼げるかを考えるのに「平均年収」はあまり参考になりません。300~600万とも言われてますが、気にしないで大丈夫です。

詳しくはこちらの記事で。
≫行政書士になってみて分かった噂の真実【平均年収/専業では食えない】

平均年収の情報の出どころは、行政書士会で定期的に行っているアンケートです。所属している会員に対して郵送で行われます。そのアンケート結果に基づいた数値なので、平均年収もウソや間違いではないのですが、、、。

  • アンケート自体、会員全員が答えているものではない
  • 自己申告のみで、裏付けの資料の提出はない

という理由から、正確な数値とは言えません。

リンク先の記事にも書きましたが、結局のところ、行政書士としてどのくらい稼げるかは、行政書士次第、経営者次第ということになります。

ちなみに、私のまわりには、年収100万以下もいれば、年収2,000万円という先生もいます。
なので、行政書士の平均年収がいくらであろうと気にすること自体あまり意味がありません。

行政書士は副業でも稼げる

副業で行政書士業をやっている人は多くいます。
週末起業が流行った頃から、週末行政書士も増えてきたように思います。

行政書士業は、やり方によっては副業でも稼ぐことができます。

コツとしては、本業と両立できる業務を見つけ、営業方法を工夫することです。行政書士は業務範囲が広いので、他の士業よりは副業に向いています。

あまい業界ではない

ただ簡単に稼げると思っている人は、副業で行政書士業は辞めた方が良いです。行政書士専業で開業した人が、仕事の獲得で苦戦しているくらいですから想像はつくと思います。

工夫と努力で、お小遣いどころか、しっかりと稼いでいる副業行政書士もいます。

まとめ

行政書士の稼げる業務について解説しました。
本記事でご紹介した業務は、どれを専門にしても稼げます。

選ぶポイントとしては、自分の前職や性格、置かれている環境などによって判断するのがおすすめです。そして最終的には「自分が本当にやりたい業務なのか?」を確認します。