こんにちは、ひろです。
今回は、こんな質問に答えます。
行政書士の資格で開業しました。知り合いの行政書士から「ニッチな業務」を狙うと、稼ぎやすいと聞きました。ニッチな業務はどのように探したらいいのでしょうか?また、ニッチな業務を扱う際の注意点などがあれば教えてください。
ニッチな行政書士業務は、ライバルが少ないです。
その業務分野で第一人者となれれば一気に稼ぐことができます。
この記事を書いているのは、開業5年目の行政書士です。
これまでの経験をもとに語ります。
ライバルが少ないニッチな行政書士業務の探し方
行政書士の業務範囲は広いです。作成できる書類は1万種類以上とも言われています。
ニッチな業務で稼ぐには、まずはニッチな業務を探すことが必要です。
方法としては、
- ネットで探す
- アンテナを張る
- 情報交換
それぞれを簡単に説明していきます。
意外と簡単に見つかる場合もありますので、試してみてください。
ネットで探す
インターネットを利用してニッチな業務を探します。
探すところは、全国の行政書士事務所のホームページです。地域は無視して、様々な事務所のサイトを訪問してみてください。
そして、見るところは「取扱業務」です。
取扱業務のなかに、見慣れない業務を見つけたら、それを検索してみてください。
検索結果に、ほとんど情報がない場合ニッチな業務である可能性が高いです。
地道な作業ですが、空き時間を使って探せるので大変ではないと思います。
アンテナを張る
普段から、ニッチな業務についてアンテナを張っていると、日常生活のなかで、突然有益な情報が入ってくることがあります。
テレビ番組やネットニュース、新聞など、情報源は様々です。これらの情報をキッカケに、ニッチな業務を知ったり、自分で思いついたりすることがあります。
この方法でニッチな業務を探すには、常に「ニッチな業務を探す」という意識をもって、アンテナを張り続ける姿勢が必要です。
情報交換
同業者である行政書士や、仕事上の付き合いのある他士業などとの情報交換の場で、ニッチな業務を知る機会があります。この方法が、ニッチな業務を一番見つけやすいかもしれません。
私の知り合いの先生も、異業種交流会に参加した際に、たまたま会話をした他士業の先生からニッチな業務の話を聞き、すぐに取扱業務に加えたそうです。
少し古い話なので、その業務も現在ではニッチな業務とは言えませんが、当時はかなり稼げたそうです。ライバルがほとんどいない状態ですから当然ですよね。
うらやましい限りですが、その先生の行動力もすごいですよね。仮に、その当時、私が行政書士業を営んでいて、その情報を知ったとしても行動を起こせたかは自信がないです。
ニッチな行政書士業務を見つけたら関連情報を取集する
ニッチな行政書士業務は、そもそも情報量が少ないです。
ネットで調べてもほとんど関連情報が見つからない場合もあります。
そういった場合は、その申請の提出先となっている官公署のホームページをチェックして手引きなどの情報がないか探したり、直接電話やメールで問い合わせをしたりして、関連する情報を収集しましょう。
情報を集めるほど、その分野の第一人者に近づきます。
ニッチな行政書士業務で稼ぐ際の注意点
- 長く続かない場合が多い
- 十分な仕事量を確保できない
長く続かない場合が多い
ニッチな行政書士業務は、マネをする人が増えるのであまり長く続かないです。どんなにニッチな業務でも、継続的に需要が見込める業務であれば、情報は徐々に広がっていきます。
「マネするな!」とは言えませんから、どんどんニッチな業務ではなくなり、次第に稼げる業務ではなくなります。
十分な仕事量を確保できない
ニッチな行政書士業務で稼げたとしても、市場規模が小さいものだと、将来にわたって十分な仕事量を確保できない場合があります。
結局のところ、市場の大きい分野で稼ぐことを考えたほうが、長期的に効率よく稼げる場合もあります。そこがニッチな業務を扱うか?判断の難しいところでもあります。
ちなみに、市場の大きい業務分野とは、行政書士会のホームページで掲載されているような、建設業許可や入管業務、相続・遺言などの業務のことです。
行政書士「ニッチな業務」まとめ
今回は、行政書士の「ニッチな業務」について解説しました。
ニッチな行政書士業務は、その分野の第一人者になれば、とてつもなく稼げます。
ライバルが少ないので、行政書士として開業間もない先生などは狙ってみると面白いかもしれません。成功すれば、一気に事務所経営を軌道に乗せることが可能です。