【体験談】行政書士の仕事が楽しいと感じたとき【失敗しない資格選び】

行政書士開業
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「行政書士の仕事は楽しいのか?」資格に興味のある人や行政書士試験合格を目指して勉強している人にとっては気になるところだと思います。

どんな仕事が楽しいのか?どんな仕事がつまらないのか?
今回は行政書士の仕事の楽しさについて具体的にお話していきたいと思います。

ちなみに私は、2016年から行政書士として活動しています。
この記事を読んで、行政書士という仕事に興味をもっていただければ幸いです。

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行政書士の仕事が楽しいと感じたとき

  • 難しい仕事をやり終えたとき
  • お客さんから感謝の言葉をもらったとき
  • 何でも自由に決めることができるとき
  • 知識が身についていると実感したとき
  • 同業者と飲みに行ったとき

細かく言えば他にもまだありますが、私の印象に残っている行政書士の仕事が楽しいと感じたときは、上記の5つの場面でした。

順番に説明していきます。

難しい仕事をやり終えたとき

難しい仕事には2種類あります。

  • 手続き自体が難しい仕事
  • 自分が初めて請け負う業務で、知識や経験が乏しい分野の仕事

どちらの仕事も、実際にやってみるとかなりのプレッシャーがかかります。場合によっては、夜も寝れないくらいの精神的な負担がかかることもあります。

こういった仕事をやり遂げた後の「達成感」や「やりがい」は、特別なものがあります。

私の場合は、「すごい!やればできるじゃん!」となって、それまでの不安やストレスを忘れ、行政書士の仕事が楽しくて仕方がなかったです。

お客さんから感謝の言葉をもらったとき

どの仕事にも共通すると思いますが、仕事をやり終えた後に、お客さんから「ありがとう」の感謝の言葉をもらうと嬉しいものです。

「この仕事を選んでよかったな~」
「明日からも頑張ろう!」
といった具合に仕事が楽しく感じます。

何でも自由に決めることができるとき

個人事業主として行政書士業をやっているので、何でも自由に決めることができます。例えば、勤務時間や休日などのほか、取扱業務などです。

会社員の場合、そういったものは全て会社が決めてしまいますが、自分で好きに決めることができるので快適です。

  • 頑張っても評価されない
  • いくら働いても給料が上がらない

などの会社員特有の不満もありません。

そのぶん、何でも自分でやらなければなりませんが、自分の力で稼ぐのは楽しいですし、収入は頑張った分だけ入ってきます。多少面倒なことでも気になりません。

煩わしい人間関係に悩まされることもないので楽しいです。

知識が身についていると実感したとき

実務をこなしていると、いろいろな知識が身につきます。
そういった時、自分が成長してるようで楽しくなってきます。

私は相続・遺言業務を中心に事務所を運営していますが、同じ相続とは言っても依頼ごとに違いがあって、一つ一つの依頼で吸収する知識も違ってきます。

相続・遺言関係の書籍はたくさん市販されていますが、おそらくどの本にも載っていないような経験をすることもあります。

そういった経験や知識が、自分の財産になっていくのは楽しいです。

同業者と飲みに行ったとき

同業者と飲みに行くのも立派な仕事です。一緒に飲みに行くことで、業務に関する情報交換ができたり、一緒に仕事をすることになったりと利益につながることも少なくないからです。

この同業者と飲みに行くというのが、とにかく「楽しい」です。

会社員時代、仕事関係の飲み会は苦手でした。しかし、行政書士として参加する同業者との飲み会は楽しいです。自分でもビックリしています。

おそらく、会社とは立場が違うからでしょうね。行政書士は個人事業主が多いです。会社のように上司や部下がいません。先に登録、入会している「先輩」はいますが、あくまで立場は対等であり上下関係はありません。世代に違いがあっても関係なく、楽しいお酒になります。

また行政書士という仕事は、業務が多岐にわたっているため、同業者とはいっても取り扱い業務がバラバラです。様々な業務の最新事情を聞くことができるのも「楽しい」のひとつかもしれませんね。

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行政書士の仕事がつまらないと感じたとき

ここまでの話とは逆の「仕事がつまらない」という点ですが、私が行政書士になって仕事がつまらないと感じたときは、ほとんどありません。

基本的に、やりたくない仕事はやらないようにしているからです。

行政書士が扱える業務の種類は「1万種類以上」とも言われています。その全部を一人の行政書士が扱えるようにするのは不可能です。当然、行政書士によって得意とする業務分野は分かれます。

自分のやりたい業務を専門特化して事務所運営する。そして、それを全面に出して営業活動をすれば、やりたくない仕事の依頼はほとんど来ません。仮に依頼がきたとしても、その業務を専門にしている他の行政書士の先生に紹介することもできます。

自分が行政書士として「やりたい業務」をやっていれば、「仕事がつまらない」なんてことにはなりませんよね。

行政書士という仕事の難しい点

ここまで行政書士の仕事の「楽しい」と「つまらない」について話してきました。ここでは、少し話はそれますが、行政書士という仕事の「難しい点」について話をしたいと思います。

以下の2点です。

  • 収入が安定しないこと
  • 一生勉強を続けなくてはいけないこと

順番に説明していきます。

収入が安定しないこと

行政書士という仕事の難しい点のひとつは「収入が安定しない」ことです。

自営業者全般に言えることかもですが、会社勤めをしていたときのように毎月決まった給料をもらえません。なので、収入が自分の頑張りしだいという不確定なものになります。

依頼が多い月は収入も多く、依頼が少ない月は収入も少なくなります。多少減る分にはまだ何とかなるかもしれませんが、何ヶ月も仕事がない状態が続くと死活問題となります。

一生勉強を続けなくてはいけないこと

行政書士の仕事は、許認可や権利義務に関することを扱います。そして、それらは法律改正や何らかの制度変更により大きく扱いが変わってきます。

なので、常に自分で情報を集めて勉強をしていかなければなりません。

怠けると、仕事がスムーズに進まないどころか、お客さんに迷惑をかけることもあります。最悪の場合は訴えられる可能性もあります。

行政書士になって後悔していないのか?

最後に、私が行政書士になって「後悔していないのか?」について話をしたいと思います。

収入が不安定、一生勉強など、大変な点も多い行政書士という仕事ですが、開業して後悔はしていません。先ほどお話したように楽しいですからね。

仕事で大変なことがあっても、工夫や頑張り次第で何とかなります。

行政書士の知識は日常でも役に立つ

行政書士の仕事をするための知識は、日常生活でも役に立ちます。

家族のために使えるのはもちろん、親戚や友人を助けてあげることもできます。

まとめ

行政書士の仕事は、とてもやりがいがある楽しい仕事だと思います。

個人事業主として全ての責任を負わなければなりませんが、何でも自由です。自分の仕事が楽しくなるように事務所を経営していくことも可能です。

この記事を読まれている方は、行政書士を目指している人や、行政書士に興味を持たれている人だと思います。楽しい仕事だと思いますので、ぜひ行政書士になってみてください。