こんにちは、ひろです。
行政書士の資格を取得するには、どのくらいの年数が必要なんでしょうか?また何時間くらい勉強すれば行政書士試験に合格しますか?
という疑問に、現役の行政書士が答えます。
【行政書士試験】取得に必要な年数は2~3年
試験は一発合格するつもりで挑む必要がありますが、現実的には2~3年くらいは見ておいたほうがいいでしょう。
行政書士試験は、合格に必要な知識あっても、本試験の問題量が多くて時間が足りなかったりと他の要因で落ちることもあります。
実際のところ、2~3回の受験で合格する人が多いです。
短期で合格しないと長引く
他の試験にも共通することですが、法律系の資格はダラダラ勉強して不合格が重なると、取得する年数が延びます。
理由としては、試験に落ちるとことに慣れてしまうからです。「勉強を続けていれば、いつかは受かるだろ」という考えだと、本当にいつ合格できるか分からなくなります。
行政書士試験に必要な勉強時間の目安は800時間
他の試験で法律を勉強したことがあるとか大学が法学部だったとかで、行政書士試験以前に法律を学んだ経験がある人ならばもっと短い時間で合格できます。
法律は、条文を読んだり解釈したりするのに、ある程度の基礎知識が必要だからです。
逆に、まったく法律を学んだことのない人は、1,000時間くらい勉強が必要な場合もあります。最初から1,000時間勉強するつもりで勉強計画を作成するのがおすすめです。
ネット情報は参考にしない
「働きながら3ヶ月で合格しました」なんて驚くような体験談が、ネットには数多く存在しています。
それを見て「もう勉強を始めて3ヶ月も経つのに…全体の半分しか勉強が進んでいない」なんてショックを受けてはダメです。
人によって、勉強をする環境や初めから持っている知識は違います。
なので、他の人と比較しても意味がありませんし、気持ちが焦ると勉強の効率が下がります。
ネット情報は参考にしないで、自分のペースで勉強をしましょう。
何ヵ月前から勉強を始めればいいのか?
早ければ早いほどいいです。
法律の勉強は条文に目を通した回数だけ知識が定着します。
勉強を始められるのなら、すぐにでも始めたほうが有利です。
試験年度の基本書が販売される「4月以降」に勉強を始める人がよくいますが、法改正さえ気をつければ古い教材で勉強を始めても大丈夫です。
行政書士試験は、試験を実施する日の属する年度の、4月1日現在施行されている法令に関して出題されます。法改正された部分は試験に出題されやすいので、どの資格の予備校も敏感です。
後々いくらでも知る方法はあります。
なので、基本書が前年度のものでも、勉強を始めるべきです。
仕事をしながらで合格できるのか?
できます。私も仕事をしながら合格しました。ただ、以前ブログにも書きましたが、勤務時間や繁忙期の関係で、試験を受けるのに適さない環境の職場もあります。
残業がバカみたいに多い職場だったり、繁忙期が行政書士試験直前だったりと…。
そんな職場で、合格を目指すと何年かかるか分かりません。
リスクがありますが転職をするのもアリです。
私は転職して合格しました。
初めて行政書士試験を受験した時に在籍していた会社が、ちょうど繁忙期が9~10月で、大事な試験直前期にほとんど勉強できない状態での受験でした。当然不合格です。
このままでは、一生行政書士になれないと思い転職。
結果、今こうして行政書士という仕事で生活しています。
合格率が高くなっている
近年は受験者数の減少が原因なのか、合格率が高くなっています。
行政書士試験に受かりやすい時期とも言えます。
資格試験は、合格やすい時期があったり合格しにくい時期があったりするので、タイミングを見逃さないようにしましょう。
公務員は無試験で行政書士になれる
仕事をしながら合格できる。と言いましたが、世の中には働きながら無試験で行政書士になれる人もいます。それは公務員です。
ただ、公務員だからという理由だけで行政書士になれるわけではなく、勤務年数などの条件はちゃんとあります。
取得までの時間を短縮するには?
資格の予備校を利用しましょう。
行政書士試験は独学で合格することが可能ですが、時間がかかります。
受験に対するノウハウがないぶん効率が悪いからです。
その点、資格の予備校は、何年も試験を分析しているので「合格させるためのノウハウ」があります。お金はかかりますが、勉強時間を短縮できます。
まとめ
行政書士の資格を取得するに2~3年ほどかかったという人は多いです。
そして勉強時間の目安は800時間です。
取得するまでの年数や勉強時間を減らしたいという人は、資格の予備校を利用するのがおすすめです。