私は、2016年から行政書士として活動しています。
今回は、行政書士の仕事の楽しさについて、これまでの経験をもとにお話していきたいと思います。
職業を決めるとき、「どのくらい稼げるのか?」などお金のことに目がいきがちですが、「その仕事を楽しめるか?」も重要です。
行政書士を目指している方や興味があるという方の参考になれば幸いです。
行政書士の仕事が楽しいと感じたとき
- お客さんから感謝の言葉をもらったとき
- 何でも自由に決めることができるとき
- 知識が身についていると実感したとき
- 自分でお金を稼いだとき
- 様々な業種の人と知り合ったとき
順番に説明していきます。
お客さんから感謝の言葉をもらったとき
依頼を完遂させると、お客さんから「ありがとう」と感謝の言葉をもらいます。
私が行政書士をしていて、何よりも仕事が楽しいと思えるのがこのときです。
他の行政書士のブログにも同じようなことが書かれていることが多いと思いますが、この点はみんな一緒ですよね。
お客さんからの感謝の言葉は本当に嬉しいものです。
行政書士になってよかった。また頑張ろうという気にさせてくれます。
何でも自由に決めることができるとき
行政書士に限ったことではないですが、独立開業すれば「勤務時間」や「休日」など、基本的に何でも自由に決めて仕事をすることができます。
会社員とは違い「就業規則」や「上司の命令」に従う必要はありません。
何でも自分で自由に決めて仕事ができることは楽しいです。
スケジュールをしっかりと立てれば、平日に遊びに行くこともできます。
平日はどこへ行っても混雑していないので最高です。
私の場合、前職ではそんなことは考えられませんでしたので、行政書士になって楽しいと思えることのひとつになっています。
プライベートを充実させることは意外なほどに重要で、仕事へのモチベーションも違ったものになってきます。
知識が身についていると実感したとき
実務をこなしていると、いろいろな知識が身につきます。
そういった時、自分が成長が実感できるので楽しくなってきます。
私は相続・遺言業務を中心に事務所を運営していますが、同じ相続とは言っても依頼ごとに違いがあって、一つ一つの依頼で吸収する知識も違ってきます。
相続・遺言関係の書籍はたくさん市販されていますが、おそらくどの本にも載っていないような経験をすることもあります。
そういった経験や知識が、自分の財産になっていくのは楽しいです。
自分でお金を稼いだとき
どこかの会社に雇用されて稼ぐのとは、全然違ったものになります。
「自分でお金を稼ぐことができる」というのは、意外なほどに楽しいものです。
仕事に対するモチベーションも違ってきます。
「コロナの影響で解雇される人が増えた」なんてニュースもありましたが、独立開業していれば、そういった不安を感じることなく仕事に専念できます。
自信にもつながりますし、経験を積むほどに将来への不安もなくなります。
様々な業種の人と知り合ったとき
仕事を通じて様々な業種の人と知り合うことができます。
実際に私が行政書士になってから知り合ったのは次の方々。
- 弁護士
- 司法書士
- 土地家屋調査士
- 税理士
- 社会保険労務士
- 海事代理士
- マンション管理士
- 宅地建物取引士
- 不動産業者
他にも多くの業種の方と知り合いました。ちなみに士業が多いのは、行政書士の業務は、他士業などの協力が必要なケースが多いからです。
様々な業種の人と知り合うと、いろいろな情報が入ってくるので楽しいです。
視野が広がりますし、業務をしていて心強いというメリットもあります。
行政書士の仕事がつまらないと感じたとき
ここまでの話とは逆の「仕事がつまらない」という点ですが、私が行政書士になって仕事がつまらないと感じたことはほとんどありません。
基本的に、やりたくない仕事はやらないようにしているからです。
行政書士が扱える業務の種類は「1万種類以上」とも言われています。その全部を一人の行政書士が扱えるようにするのは不可能です。当然、行政書士によって得意とする業務分野は分かれます。
自分のやりたい業務を専門特化して事務所運営する。そして、それを全面に出して営業活動をすれば、やりたくない仕事の依頼はほとんど来ません。仮に依頼がきたとしても、その業務を専門にしている他の行政書士の先生に紹介することもできます。
自分が行政書士として「やりたい業務」をやっていれば、「仕事がつまらない」なんてことにはなりませんよね。
行政書士になって後悔していないか?
最後に、私が行政書士になって「後悔していないか?」について話をしたいと思います。
収入が不安定、一生勉強など、大変な点も多い行政書士という仕事ですが、開業して後悔はしていません。先ほどお話したように楽しいですからね。
仕事で大変なことがあっても、工夫や頑張り次第で何とかなります。
今回はここまでです。
読んでいただいて、ありがとうございました。