こんにちは、ひろです。
ベテランの行政書士のように、お客さんに対して上手く説明ができません。どのようにすれば説得力があって、尚且つお客さんが安心してくれるような説明ができるようになりますか?教えてください。
といった疑問に答えます。
新人がベテランのように話すには、どうしたらいいか?
コツを説明します。
ベテランと新人の説明の違い
お客さんから何らかの相談を受けた場合、ベテランと新人の行政書士では、その相談に対する返答などの説明に大きな違いがあります。
その違いとは、「経験」に基づく話ができるがどうかです。
ベテランは、自分の経験を例にして説明します。
例えば、「以前、受けた依頼にこういったことがありました。その時の経験からすると、今回はこうなります」と言った感じです。
これに対して、新人は実務経験がない、または少ないので、ベテランと同じような説明をすることができません。
お客さんの立場になって想像してみてください。相談した行政書士から、ただ法律の話をされるより、過去の経験から「こうなります」と説明をされたほうが、安心できますよね。
実務経験がないうちは「判例」で知識を補う
実務経験がないけど、お客さんへの説明に説得力や信用力が欲しいという場合は、「判例」を経験の代わりに使います。
判例は、過去に起きた事件の記録です。実際に起きた事件に対して、裁判でどのように争われ、どう判断されたのかが具体的に書かれています。
実務経験がない新人でも、この判例を説明に含めて話せば、ベテラン行政書士と同じような説得力をもった説明が可能になります。
「実務経験」の代わりに「判例」を上手く使いましょう。
判例集を手元に置いておく
判例のすべてを覚えるのは無理ですので、判例集を手元に置いておくと便利です。
気合を入れて本格的に勉強しなくても大丈夫です。
時間に余裕がある時などに、判例集にかるく目を通すようにしましょう。
詳細まで勉強するのは、関連する相談が来た時で十分です。
ちなみに、判例は実際に起こった事件について具体的に書かれているので、六法の条文を読んでいるより記憶に残りやすいです。なので、かるく目を通す程度の勉強でも、いざという時にパッと該当する判例を思い出すことができます。
まとめ
「実務経験がないから、説得力のある説明ができない」
私は開業して間もない頃に、よくこう思っていました。
ベテランの先生は、よく過去に経験した内容を例にあげて、お客さんに業務の説明などをします。過去の経験を例にあげると、説得力や信頼感が増します。
新人には、実務経験がないので、ベテランと同じような説明は到底できません。
行政書士としての経験や実例がないうちは、判例を上手く活用しましょう。
新人でもベテランのような説明が可能になります。