【行政書士試験】暗記だけでは合格できない理由【効果的な条文の覚え方】

行政書士試験
※記事内に広告が含まれる場合があります。

このページでは「行政書士試験の勉強方法」をご紹介していきます。
実際に、私自身が実践していた勉強方法です。

「暗記」を中心に行政書士試験の勉強をしているという方も少なくないと思います。しかし、暗記に頼った勉強方法では合格することは難しいです。理由や改善方法などを経験をもとに書いていきます。

後半では、効果的な条文の覚え方もご紹介していきます。

スポンサーリンク

暗記だけでは行政書士試験に合格できない理由

合格できない理由は、暗記だけでは応用がきかないからです。

行政書士試験に合格するには、過去に出題された論点の問題を確実に得点していく必要があります。

ただ、そういった問題は、同じ問題文で出題されるのではなく、少し角度をかえた応用問題という形で出題されることが多いです。

暗記だけで勉強していると、こういった問題に対応できません。
誰もが正解できるような問題を落とすと、合格は難しくなります。

ネットでは、過去問を丸暗記すれば合格できると思っている人も少なからずいるようですが、私の経験だとそれは難しいと思います。

理解しながら暗記する

これが重要で、理解しながら覚えるべきところを覚えていきます。いくら勉強をしても、なかなか得点が伸びないという人は、理解が足りていない可能性があります。

勉強しながら「なぜ、そうなるのか?」を、絶えず意識することが重要です。結果だけでなく理由をしっかりと理解していきましょう。

  • なぜ、その答えになるのか?
  • その制度・条文の目的は何か?
  • 誰が救済されるのか?

こういったことを考えながら勉強していくと、違った角度からの問題が正解できるようになります。

スポンサーリンク

「民法」は暗記ではダメ!理解することが不可欠

とくに「民法」は、暗記だけではダメで理解していくことが不可欠となります。

民法は、配点が高い記述式でも出題されますからね。
理解が曖昧なのは致命的です。

憲法などの科目は、判例も含めて、ある程度暗記で何とかなりますが、民法だけは、暗記では対処できません。

ちなみに、行政法は暗記するべきところと、理解しながら覚えていくところで分かれていますので、勉強内容によって切り替えていくことが必要です。

行政書士の試験勉強は「繰り返す」ことが大切

暗記するにしても、理解するにしても、行政書士試験の勉強は「繰り返す」ことが大切です。

  • 「なぜ?」を意識しながら基本テキストを読む。
  • 多くの問題を解いて、解答を丁寧に理解していく。
  • 根拠となる条文は、必ず六法で確認する。

私は、これの繰り返しで行政書士試験に合格することができました。

ポイントは焦らないとこ

これを繰り返すと、とにかく時間がかかります。

基本テキストは普通に読むより何倍も時間がかかるし、過去問も1日に数問しか解けないなんてこともあります。

ただ、時間はかかっても、確実に知識を吸収することができるので、やる価値はあります。ポイントは焦らないことです。ゆっくりと丁寧に繰り返します。

暗記が苦手という方にも、おすすめの勉強方法です。
ちなみに、ただ暗記するより、理解しながらのほうが勉強が楽しくなりますよ。

繰り返す間隔について

繰り返しての勉強は、徐々に間隔を開けていくと効果的です。

私の場合は、勉強したところを2時間後、4時間後、8時間後、2日後、2週間後に復習すると頭に入りやすかったです。人によって最適な時間の間隔があると思うので、いろいろと試してみると効率が良くなります。

単語帳などのカードを利用するのも有効です。

参考書を購入する際の注意

行政書士試験で使う参考書は、基本テキストにしても過去問にしても、結果にいたるまでの理由が丁寧に書かれたものを選びましょう。

問題の答えだけを覚えても意味がないですからね。
理由をしっかり理解してこそ、知識は試験で使えるようになります。

効果的な条文の覚え方

条文を覚える必要がある時には、「六法」を使うのがおすすめです。

基本テキストや過去問題、予想問題などで出てきた条文は、すべて六法で確認する習慣をつけましょう。時間はかかりますが、記憶に残るので効果的です。

根拠となる条文

重要な条文は、過去に手を変え品を変え出題されています。一見まったく内容が違うような問題でも、根拠となる条文が同じということもあります。

問題ごとに六法で条文を確認すると、応用問題に強くなります。最初は、面倒だと思いますが、慣れてくると六法での条文確認も苦になりません。