今回は、行政書士試験「合否通知書」についてです。
どのような形で、いつ送られてくるのかなど解説していきます。
合否通知書は、試験に欠席でもしない限り、合格や不合格に関係なく受験者全員に送られてくる書類です。不合格の場合、この合否通知書は、大変役立つ資料となるので体験談を語ります。
行政書士試験を受験した人全員に「合否通知書」が届く
先ほども言いましたが、合格、不合格にかかわらず、行政書士試験では、受験した人全員に「合否通知書」というハガキが届きます。受験票と同じような圧着した郵便ハガキです。
合格発表と同じ日より、順次、郵送されるようです。
12月31日の段階で、行政書士試験研究センターに届出されている住所に合否通知書が届くそうなので、引越しなどで住所を変更している人は注意です。
この通知書は「試験の得点」も書かれています。
記述式問題が採点されない人もいる
択一式問題が合格基準を満たしてないと、記述式問題は採点してもらえません。
私も一度経験がありますが、結構ショックです。
せっかく書いた記述式の点数が分からないのですから。
記述式問題が、仮に満点だったとしても採点してくれません。
合否通知書には、採点をしませんでしたとう旨が書いてあるだけです。
試験の成績に対しての問い合わせはできない
合否通知書に書かれている試験の成績については、試験研究センターに問い合わせても何も答えてくれません。疑問のある人は、ネットで解答を検索して自分で解決するしかないです。
資格の予備校が「解答速報」をネットに掲載しているので、印刷して確認してみましょう。
たまに、予備校によって解答速報の答えが違うことがありますので、いくつかの解答速報をネットで探して比較しながら確認するといいです。
不合格の場合の「合否通知書」の使い方
合格してしまえば、合否通知書は「思い出の書類」みたいになるのですが、不合格の場合は思い出にするわけにはいきません。
次の試験を攻略するための資料として使います。
具体的には、次のために使います。
- 自分の弱点の把握する
- 勉強計画を立てる
自分の弱点の把握する
合否通知書には、どの試験科目が何点と詳細に書かれています。
なので、単純に点数の低い科目が、自分の苦手科目であり弱点です。
私の場合は、自信があったはずの民法の点数が最悪でした。
こういった書類は、客観的に自分の弱点を把握するのに役立ちます。
勉強計画を立てる
自分の弱点科目が把握できたら、次の試験に向けて勉強計画を立てます。
とうぜん、苦手科目の勉強時間を増やしたものです。
私の場合は、民法に関するテキストと問題集を増やしました。
おかげで、合格した年度の民法の点数は満足のいく点数でした。
何かの本で読んだことがあるのですが、試験に何度も落ちる人は、「自分がなぜ落ちたか」の分析をしない人が多いそうです。
思い当たる人は、前年度の合否通知書を探して対策を考えてみましょう。
今ならまだ遅くはありません。余裕で間に合います。
行政書士試験「合否通知書」まとめ
今回は、行政書士試験の「合否通知書」について解説しました。
合否通知書は、合格発表日より順次、受験生全員に郵送されてきます。
合格、不合格のほかに、試験の成績も記載されてきます。
択一式問題が合格基準を満たしていないと、記述式問題は採点されずに送られてきます。
不合格で合否通知書を受け取った人は、採点結果から自分の弱点科目を分析して、次の試験に活かすようにしましょう。