こんにちは、ひろです。
2016年から行政書士をやってます。
先日、ネットで検索していたら、行政書士試験の難易度が「偏差値」を使って紹介されていました。この記事のタイトルにもありますが「偏差値60前後」に相当するそうです。
私は、行政書士の他にもいくつか国家資格を持っているので、その経験から行政書士試験の偏差値についてコメントしていきたいと思います。
何らかの資格と行政書士、どちらに挑戦するか悩んでいる人向けの記事です。
それでは、見ていきましょう。
行政書士試験の難易度は偏差値60前後
偏差値は、紹介されているサイトによって、若干違いはありましたが、だいたいどのサイトも偏差値57~63の間に入るくらいの数値を記載していました。
平均すると、偏差値60前後といった感じです。
この偏差値は、高いのか?低いのか?
高校受験や大学受験で、偏差値というものに慣れている人から見ると、若干高めなのが分かると思います。少なくとも60という値は低くはないですよね。
行政書士試験は、ネットでの口コミを見ると「簡単な試験だ」なんて評価されていますが、それは、あくまで他の士業と比較したときの話。
比較しないで考えると、十分に難しい試験です。簡単な試験では決してありません。偏差値60の高校や大学に置きかえて考えてみると、頑張って勉強すれば手が届くといったイメージになると思います。
他の資格の偏差値と比較してみると
行政書士試験が偏差値60となると、他の資格はどうなのか?気になるところですよね。これが的外れなら、行政書士の60という数値も疑わしくなりますから。
私は行政書士の資格の他に、「宅地建物取引士」や「マンション管理士」の資格も取得しています。
それらの資格の偏差値をいろいろなサイトで見てみると、宅地建物取引士の偏差値が55前後で、マンション管理士の偏差値が60弱でした。
試験勉強した時の苦労など、過去の経験を思い出してみると、行政書士の偏差値60という値は妥当な感じがします。
弁護士、司法書士、社会保険労務士の偏差値
ちなみに、超難関と言われる弁護士や司法書士は、偏差値70前後。たしかに、行政書士が60なら、そのくらいはありますね。
行政書士と難易度が近いと言われている「社会保険労務士」の偏差値は、65弱といった感じでした。
行政書士試験の合格率
ここ10年の合格率は、10%前後です。平成22年の合格率が過去10年で一番低く6.6%。平成29年の合格率が過去10年で一番高く15.7%です。
受験者数は、年々減っている状態です。
行政書士を主役したドラマの影響で、受験者数が異常に高いときもありましたから、また何か行政書士が脚光を浴びることがあれば復活するでしょうね。
行政書士試験の内容は難化
ここ10年間の合格率にあまり変動がないものの、試験内容は、どんどん難しくなってきています。
私が合格した年度も、過去に出題されなった条文の解釈や、判例の論点などが、ばんばん出題されていました。おかげで、試験中は何度も「ダメかも…」と諦めかけました。
難易度や偏差値で資格を選ぶと後悔する
以前、ほかの記事でも言いましたが、資格は「自分がやりたい仕事」で選ばないとダメです。難易度や偏差値などで選んでいると、試験に合格して開業できたとしても、いつか必ず後悔します。
難関資格ほど高収入を得ていた時代は終わってます。今は、どの資格でも稼いでいる人は稼いでいる時代ですから、本当に好きになれる仕事で資格を選ぶべきです。
「ひろらんぷ」では過去に、こんな記事を書いています。
まとめ
今回は、行政書士試験の難易度を偏差値でご紹介しました。行政書士試験は偏差値60前後です。この数値は、頑張って勉強すれば、誰でも手が届くことを意味しています。
行政書士の仕事に興味のある人は、学歴などを気にすることなく、行政書士試験に挑戦してみてください。
合格率は、ここ10年間を見ると平均10%前後といったところで難しく感じますが、正しい方法で勉強をすれば、独学でも働きながらでも合格は可能です。
過去に、こんな記事も書いています。
≫【体験談】働きながらでも独学で行政書士になれる!