今回のタイトルのように「行政書士の資格で独立開業するのは難しいのか?」という疑問を持っている方は少なくないと思います。
行政書士の資格で開業した経験から、実際のところどうなのかを書いていきます。
開業予定の方の参考になれば幸いです。
行政書士の資格で独立開業するのは難しいのか?
正直なところ、行政書士の資格で食べていくのは大変だと思います。
法律系国家資格で最も難易度が高い弁護士ですら、食べていけない人がいるくらいですからね。
それより難易度の低い行政書士の資格で食べていくのが簡単なわけないですよね。
不可能なわけではない
勘違いしないで欲しいのは、行政書士の資格での開業はたしかに難しいですが、不可能ではありません。
正しい方法で事務所を運営していけば、誰でも食べていけるようになります。
実際に実務経験も人脈もない私が、これまで行政書士として生活してますからね。
家庭がある人は慎重な判断を
よほどの人脈や経験でもない限り、最初のうちは無収入が続きます。
なので大切な家族を路頭に迷わせないためにも、「開業」については慎重に判断する必要があります。
会社は辞めないほうがいい
「行政書士として開業するために会社を辞めようと思うのですが~」というような相談をたまに受けます。
家庭があるなら、現在の仕事は続けたほうがいいとアドバイスをするようにしています。
独身なら何とでもなりますが、家庭があるとそうはいきませんからね。
開業資金はどのくらいあれば足りるのか?
いつ収入が安定するかは、取扱業務や事務所の立地、能力、人脈などによって差があります。
なので、私の経験上は、最低でも半年分の「生活費」と「事務所の運営費」は準備するべきだと思っています。
少ない資金で開業した方がいい人
開業資金が豊富にあることで、それに甘えて面倒なことを先延ばしにしてしまうタイプの人は、少ない資金で開業したほうがいいです。
そういった人は、そのほうが早く行政書士として食べていけます。
開業資金をかなり貯めてから開業した先生を知っていますが、結局その先生が本気になって営業を始めたのは開業資金が無くなりはじめてからでした。
開業資金はどうしたら良いのか?
自分の貯金からというのが理想ですが、それが難しい場合は借りたほうがいいと思います。
開業資金のためにアルバイトをしている時間がもったいないですから。
借りる場合は、
- 家族から借りる
- 金融公庫で借りる
どちらでも問題ないです。
ちなみに、借金をすることに否定的な人もいますが、金融公庫から借りるのは良い経験にもなるのでおすすめです。会社設立業務などで、その経験を活かせます。