「行政書士に興味があるんだけど、行政書士の魅力って何なんだろう?仕事にやりがいはあるのかな?独立開業したときの将来性は?行政書士って信用あるの?」
今回はこんな疑問に答えます。
行政書士の魅力
開業4年目で感じだ行政書士魅力としては、次の5つです。
行政書士になる前から感じていた魅力も合わせてご紹介していきます。
- 国が認めている資格ということで信用がある
- 独立開業しやすく、自分の好きなように仕事ができる
- 他の士業と仲良くなれる。困ったときに助けてくれる
- 業務範囲が広いので、様々な仕事に挑戦できる
- 年齢に関係なく一生続けることができる仕事
1.国が認めている資格ということで信用がある
普通、何らかの商売を始めても、お客さんからの信用を得るには時間がかかります。でも、行政書士は国家資格、国が認めた資格ということで、最初からある程度の信用をもって事業をスタートさせることができます。
行政書士登録をした後、ちょっとしたことで知り合った人がいたんですが、行政書士業を最近始めたことを話したら、知り合ったばかりなのに急に距離が近くなり、かなり深い相談をされたことがありました。
おそらく知らない会社名を言われて、仕事内容をざっくりと説明されるよりは、行政書士という資格の方が印象良く思われ、信用されたんだと思います。
2.独立開業しやすく、自分の好きなように仕事ができる
なんといっても資格の魅力は、会社に依存しないで生きていけること。独立開業すれば、自分の好きに仕事をして、自分の好きに休むことができます。全て自由です。
会社員みたいに、給料やボーナスがないので、不安定に感じる人も多いと思いますが、それはやり方しだい。
3.他の士業と仲良くなれる。困ったときに助けてくれる
これは、行政書士になってから感じた魅力のひとつ。行政書士って兼業が多いんです。行政書士事務所を開業しつつ、司法書士や社労士、税理士などの事務所も同時に運営しているような感じで。
だから、行政書士の集まりに参加して、そこにいる先生と仲良くなるだけで、自然と他の士業の知り合いも増えていきます。
なので、自分のプライベートも含めて、仕事で困ったことがあったときなど、気軽に相談できて助けてくれます。とうぜん逆の場合は手助けしますけどね。
ちなみに、ネット検索していると、弁護士が行政書士を目の敵にしている感じのサイトを見かけますが、実際はそんな弁護士はほとんどいません。少なくとも私のまわりには。
むしろ、行政書士と仲良くすることで、効率よく弁護士の仕事を集めている感じです。そのあたりのビジネスセンスのある弁護士さんは、とてつもなく稼いでます。
4.業務範囲が広いので、様々な仕事に挑戦できる
本当に広いですよね。同じ行政書士なのに、外国人関係の仕事を専門にやってる事務所もあれば、相続専門、自動車関係専門、建設業・産廃専門など、とても同じ資格で開業している事務所に思えないくらい。
でも、そこが魅力でもあります。
ひとつの業務に縛られず、様々な業務に挑戦できます。実際にやってみて合わないと思ったら行政書士の資格で、まったく違うような仕事ができます。行政書士内転職みたいな感じのことが可能なんです。
5.年齢に関係なく一生続けることができる仕事
基本的には、書類作成がメインですから、高齢になっても続けることができます。多少体力が衰えても続けられる仕事は最高です。
引退や定年もないので、自分の好きなだけ仕事をしてOKです。好きな仕事でも年齢的にとか、体力的に辞めなくてはならない仕事ってありますからね。
行政書士の「やりがい」
上記のような魅力がありながら、他人の人生にかかわるような責任重大な業務を行うのでやりがいがあります。仕事を完了した後に、お礼を言われる仕事は最高です。
人助けになる仕事もあるので、その部分に魅力ややりがいを感じて、行政書士を続けている先生もいます。ヒーロー的な気分を感じることができるのかも。
独立開業したときの将来性
行政書士という仕事を4年以上やってきた立場から見ると、少なくとも将来性のない資格だとは思いません。全てやり方しだい。
今回の持続給付金についても、その手続きに行政書士が出てきてます。他の士業と比較しても新しい業務が生まれやすい資格です。
そんな資格の将来性がない。ってことはないでしょう。
これから期待できる業務
最近、外国人関係の業務を専門でやってる先生と話す機会がありました。外国人関係の業務はこれからの伸びが期待できるもののひとつ。おすすめです。
すでに、だいぶ前から期待されている業務でしたが、東京オリンピック開催の関係もあって、さらに勢いがつきそう。そのうち、外国人関係の業務について、ひろらんぷでも詳しく取り上げたいと思っています。
補助者になって魅力を直接感じてみる
行政書士になる前に魅力を知りたいなら、行政書士の補助者になるのが一番。補助者になれば確実に直接的に魅力が分かります。
私の所属する支部に、補助者から先生になった人がいますが、その先生は補助者時代にお世話になっていた行政書士に魅力を感じ行政書士になりました。簡単な道のりではなかったようですが、行政書士になってよかったと語ってました。
他の士業の事務所で働いてみる
行政書士の補助者求人は、数少ないです。あまりに見つからない場合は、他の士業の事務所も勉強になるのでおすすめです。
司法書士事務所とか、社会保険労務士事務所とか、税理士事務所あたりなら、行政書士事務所を開業したときに必ずプラスになる経験ができます。
まとめ
行政書士開業4年目の立場から、ここまでいろいろと魅力について語りましたが、その中で私的に最も魅力だと思う点は、他の士業と仲良くなれいるということです。つまり「人脈が増える」ということ。
心強い知り合いが増えることで、私生活にも安心が生まれます。自分や自分の大切な人が困ったときに、普段仲良くしている様々な資格の先生が助けてくれます。こんなにも心強いことはないです。