こんにちは、ひろです。
行政書士試験に合格しました。現在勤めている会社が嫌なので、すぐに退職して行政書士事務所を開業したいと思っています。開業当初は、どのくらい稼げるものなのでしょうか?月10万円くらいなら簡単に稼げますか?
という質問に答えます。
収入は、その人の営業センスや人脈、実務経験などが大きく影響してきますので、一概にいくらくらい稼げるとは言えませんが、私の経験や聞いた話などを参考に話します。
最初は月10万円の収入を得るのも大変
次のうち、どれが一つでもあれば、開業当初から月10万円を安定して稼ぐことは可能ですが、どれもないという人は、月10万円の収入を得るのは大変です。
- 営業力
- 人脈
- 実務経験
まず「開業して何をしていいのか?」も分からないと思います。
そんな状態だと、稼ぐこと自体ができません。
知り合いの先生の話
私の知り合いの先生は行政書士専業で、どれもない状態の開業でした。
ただ、その先生は、とにかく行動力だけは尊敬するほどあって、開業当初からとてつもない勢いで営業の勉強をして、それを実践していました。
そこまで勢いのある先生で、開業1ヵ月目で数万円、2ヵ月目で10万円程度の収入だったと聞いています。最初は月10万円稼ぐのも大変です。
ちなみに私は兼業で、他の仕事もしていたので開業3ヵ月は収入0円でした。
行政書士会の研修や支部の勉強会に参加してて、気が付いたら3ヵ月過ぎてました。笑
行政書士事務所を開設する「地域」も収入に影響する
行政書士として稼ぐには、先ほどの3つのほかに「地域」も影響します。
事務所がどこにあるかで収入は大きく変わってきます。
都心から離れた地域では、本人の能力に関係なく、行政書士の仕事自体がないというところもありますからね。
私の所属している支部では、「地元には仕事がなかった」という理由で、他県から引っ越してきた先生もいます。
方向性が決まるまでは会社は辞めないほうがいい
開業して、いろいろな先生と話をしたり、近所の行政書士事務所のホームページを見たりすると、自分の事務所がある地域で、どんな業務にニーズがあるかが分かります。
行政書士として早く稼げるようになるには、ニーズのある業務を専門にしたほうがいいです。
なので、少なくとも、どの業務を専門にするかなどの方向性が決まるまでは、会社は辞めないほうがいいです。無収入の状態は精神的にもよくないです。
売上高500万円未満の行政書士の割合
以前、このブログでもご紹介しましたが、行政書士の80%は「売上高500万円未満」という日本行政書士会連合会のアンケート結果があります。
勘違いする人が多そうなので強調して言いますが、この数字は「売上」です。売上には、経費が含まれていますから、さらに低い金額が年収ということになります。
行政書士の資格の場合、兼業している人や実際に働いていない人もアンケートに答えているので、あまり当てにならない数字ですが、簡単に稼げるものではないという点は理解してもらえると思います。
まとめ
今回は、行政書士の開業当初の収入について解説しました。
実務経験や人脈などがないと、開業当初は月10万円を稼ぐのも難しいです。
会社勤めしている人は、少なくとも行政書士としての方向性が決まるまでは、辞めないことをおすすめします。
ちなみに、実務経験や人脈、営業力がある人なら、開業当初から月10万円と言わず、50万円でも100万円でも収入を得ることが可能です。そういう行政書士も実在します。