行政書士試験では一般知識の科目があります。
その中で、IT用語に関する問題は、毎年のように出題されます。
今回は、私が実践していたIT用語の勉強方法について解説します。
一般知識科目には足切りがあります。いくら法令科目で満点をとったとしても、一般知識科目で足切りに引っかかれば不合格です。
≫【行政書士試験の足切り対策】基準点・合格に必要な点数について解説
配点が低いとしても油断しないようにしましょう。
一般知識問題『IT用語』の勉強方法
一般知識のIT用語対策として『IT用語辞典』を購入しましょう。値段はそれほど高いものではありません。本屋さんに行くとパソコン関連の書籍の棚に置いてあります。
選ぶポイントとして「見やすさ」や「わかりやすさ」です。
それらに重点を置いて、自分に合うものを探しましょう。
活用方法としては、過去問や予想問題で出てきた用語の正確な意味を確認するほか、新聞やテレビニュースなど日常生活で聞いた用語も確認します。
最初は面倒ですが、続けていくうちに習慣になってきます。
そこまでくると、IT用語のかなりの数を覚えているはずです。
私は持ち運びしやすいように、少し小さいサイズのIT用語辞典を買いました。適度に用語の数が収録されていて、2~3色のカラーが使われている見やすいものです。
ちなみに、知らない用語をネットで調べるという方法もありますが、書籍で確認したほうが記憶に残りやすいのでおすすめです。
ネット関連の専門家が使うような分厚い辞典までは必要ありません。
ノートにまとめる
覚えづらい用語は、ノートにまとめておくと便利です。
時間がある時に見るだけでも効果があります。
用語をまとめておくポイントとしては、あまり細かく書き過ぎないということです。IT用語は広く浅くの勉強で十分試験で得点できます。
細かく書きすぎると、ノートにまとめる作業自体が面倒になって長続きません。復習するのにも時間がかかるので効率が悪くなります。
私はIT用語をまとめた部分を、スマホで撮影して、いつでも見られるようにしていました。紙が無駄にならないのでおすすめです。用語が増えていくたびに印刷する必要がないですからね。
セキュリティ関連用語
IT用語のなかでも「セキュリティ関連の用語」は出題されやすい傾向にあります。普段パソコンをやらない人だと、知らない用語も多いと思います。
似たような意味の用語もあるので、違いをハッキリさせるためにもノートにまとめておきましょう。試験直前に重宝します。
ちなみに、セキュリティ関連の用語は、ひとつひとつを丁寧に読み込むより、全体をサラッと何度も読み返した方が理解しやすいです。
セキュリティ関連の用語を理解するのに、他のIT用語を知っておく必要があるからです。最初は理解できなくても、繰り返しているうちに理解できるようになってきます。
IT用語をまとめているサイトをチェック
「行政書士試験 IT用語」というキーワードで、ネット検索してみましょう。
一般知識対策として、IT用語をまとめてくれている便利なサイトがいくつかあります。
そういったサイトを利用して、知識の確認をするのも有効です。
私も試験期間に、たまに見ていました。
電車の中でチェック
そういったサイトは、電車の中など暇な時にサラッと見るのがおすすめです。
プリントアウトして持ち歩いても良いのですが、無駄に教材を増やすのもどうかと思いますし、そのくらいの感じでチェックしたほうが、記憶に残りやすいです。
間違った情報に注意
インターネット上の情報は間違っていることもあります。
なので、自分の知らない用語が記載されていた場合、IT用語辞典等で裏付けをとりましょう。
間違った情報で得点できなかったとしても、そのサイトの運営者が責任をとってくれるわけではありませんからね。
まとめ
今回は、一般知識科目で出題される可能性が高い『IT用語』について、私が実践していた勉強方法をご紹介しました。
私は実際に本記事で紹介した方法で、IT用語問題は全て正解しています。
IT関連が苦手という方は、とりあえず試してみることをおすすめします。
ちなみに、「IT用語問題を捨てる」という選択肢もありますが、足切りを考えると確実に得点できる科目が欲しいところなのでおすすめできません。法令科目でどんなに高得点だったとしても、一般知識の足切りに引っかかれば終わりですからね。
IT用語の勉強は、行政書士試験の足切り対策になるだけでなく、行政書士として開業した後も役に立ちますので、「試験勉強」だと考えず、「開業後に必要な知識」として意識を切り替えて勉強することをおすすめします。