こんにちは、ひろです。
行政書士は、試験に合格するための知識が実務で使えないため、開業して間もない頃は仕事上の疑問が絶えません。法律上どのような扱いになるかを知っていても、実務でどのように処理すればいいかは経験がないと分からないですからね。
そんな時、経験豊富な先輩行政書士に相談する人は多いと思います。
今回は、仕事で分からないことを先輩行政書士に相談する際の「注意点」についてお話します。
この記事を書いているのは、開業5年目の行政書士です。
今までの経験をもとに話します。
仕事で分からないことを先輩行政書士に相談する際の注意点
注意点として最も重要なのは、先輩行政書士に迷惑をかけないということです。
「顧客を待たせている」
「官公署の営業時間が終わってしまう」
など、一刻も早く問題を解決したい気持ちは分かりますが、そんな場合でも先輩行政書士の都合を無視してはダメです。失礼のないように都合を聞いて、その先生の迷惑にならない時間や方法を選択することが大切です。
自分の都合だけを考えて相談しているようだと、誰からも相手にされなくなり、仕事上の相談をする人がいなくなってしまいます。
実際にいる迷惑な新人行政書士
この手の話は、たまに聞きます。
数年前には「何度も電話をしてくる新人行政書士」の話を聞きました。
その新人の先生は、相続を専門に事務所運営している先生で、運悪く最初に依頼された相続の仕事がとても複雑な案件だったそうです。
支部に所属するベテラン行政書士のところへ、1日に何度も電話。
それが数日続いたそうです。
最初は、支部の後輩だからと丁寧に対応していたベテラン行政書士も、こちらの都合を無視した電話にうんざりして、最後には電話にでるのを辞めたそうです。
先輩行政書士と相談できるほどの関係を作っておく
先輩行政書士に相談する前提として、仕事上の相談をできるほどの関係を作っておくことが必要です。
そもそも先輩行政書士からしてみれば、そんな相談に乗る義務もありません。
相談に乗ってくれるのは、あくまで善意からです。
開業して間もない頃は、仕事の依頼も少ないので、所属している行政書士会の集まりには比較的多く参加できると思います。そういった集まりに積極的に参加して、先輩行政書士と相談できるほどの関係を作っておきましょう。
名刺交換くらいではダメ
相談できるほどの関係は、名刺交換くらいではダメです。
自分では、その先輩行政書士のことを知っていると思っていても、相手はそう思っていない場合があります。名刺交換くらいだと、顔も覚えていない可能性も。
これは私の経験上の話ですが、普段から所属してる行政書士会の集まりに積極的に参加していると、「何かあったら相談しておいで」と言ってくれる先生がいます。そういった先生に相談をするようにしましょう。