お金がないのですが、行政書士としてやっていけますか?【資金を準備するべき理由】

行政書士開業
※記事内に広告が含まれる場合があります。

以前、行政書士の登録前の方から聞かれた質問です。

「お金がないのですが、行政書士としてやっていけますか?」

行政書士の資格で開業した経験から答えていきます。
開業後にアルバイトで食いつなぐ予定の方にも読んで欲しい記事です。

スポンサーリンク

お金がないのですが、行政書士としてやっていけますか?

程度にもよりますが、資格で開業するなら、ある程度の資金は準備するべきです。

理由としては、「開業して間もない頃は仕事がないから」というものありますが、業務に集中できなくなるのが問題だと思います。

お金がないと気持ちが焦ってしまって、営業や実務の勉強が冷静にできなくなります。そんな状態では、取れる仕事も取れなくなりますからね。

少なくとも半年は、無収入で暮らせるくらいの生活費と事務所運営費は準備しておきたいところです。

交際費が意外とかかる

私が開業した頃に思ったのは「交際費が意外とかかる」ということでした。

どのくらい仕事関係の集まりに参加するかにもよりますが、数千円単位の小さい出費が何度もあり、確定申告で集計した時には驚きました。

「参加しない」という選択肢もありますが、困った時に相談できる人脈を作るには、そういった集まりに参加する必要がありますからね。交際費は、想像以上にかかるので余裕をもった蓄えが必要です。

スポンサーリンク

開業後にアルバイトで食いつなぐ予定の方へ

実は私にも経験があるのですが、アルバイトをするとなると、行政書士事務所の営業時間外の早朝や夕方からの仕事をするとこになります。

体力的にも精神的にもかなり「キツイ」ので、あまりおすすめできません。疲れで頭がボーとすることが多くなりミスも増えます。

できることなら、開業前にアルバイトをして、できる限り資金を確保するようにしましょう。

アルバイトで仕事を逃した行政書士

アルバイトが原因で、仕事のチャンスを逃がしてしまった先生もいます。

同じ支部の先生なのですが、アルバイトの忙しさや疲れ具合でまわりの先生方から心配され、その結果、先輩行政書士がその先生へ紹介する予定のお客さんが、他の行政書士へと流れてしまったことがありました。

先輩行政書士としては、これ以上、仕事を増やすと過労で倒れてしまうのではないかという心配があったようです。せっかくの実務経験を積めるチャンスだったのに、、、と。そんなこともあります。