今回は「行政書士がコスパ最強の資格である理由」について解説します。
私は、2016年に行政書士の資格で開業しましたが、現在も行政書士がコスパ最強の資格だと思っています。
行政書士に興味のある方や、現在何らかの資格を取得したいと探している方は、参考になると思いますのでぜひ読んでみてください。
行政書士がコスパ最強の資格である理由
一番の理由は、試験の難易度の割に「取り扱える業務が多い」ということです。
行政書士試験の合格率は、毎年10%前後と難関資格ではありますが、他の法律系国家資格と比較すれば難易度は低めです。
それにもかかわらず、弁護士や司法書士、税理士といった他士業の独占業務以外の業務を扱うことができるので業務範囲がとても広いといった特徴があります。
取り扱える書類は「1万種類」
実際は、稼げる業務が限られているので、そこまで多くはないですが、それでも他士業の業務と比較するとかなり多いです。
景気や流行りに合わせて取扱業務を変えることもできます。
少ない資金でか開業可能
また、少ない資金で独立開業できる点も魅力です。
電話やパソコン、プリンターなどの設備があれば、とりあえず仕事をすることができるので、飲食店のように開業資金を何百万円、何千万円と用意する必要がありません。
仕入れや在庫をかかえることもありませんので、事務所や倉庫を借りなくても自宅の一室で開業することが可能です。
認知度や信用力が高い
行政書士を主役にしたドラマの影響もあって、今だに認知度は高いですし、国家資格ということで開業当初からある程度の信用力もあります。
「街の法律家」をアピールしているだけあって、何らかの法的な問題が発生したときの「最初の相談窓口」として利用してもらえることも多くあります。
司法書士や社会保険労務士と組み合わせても悪くない資格です。ダブルライセンスとして使い勝手の良いので重宝します。
仕事を楽しむことができれば更に最強
コスパ最強の資格といっても、仕事が楽しめなければ続かないですよね。
私の経験上の話になってしまいますが、開業して間もない頃は大変なことばかりです。
ただ頑張って続けていると楽しめるようになってきます。
行政書士の全ての仕事内容を楽しむことができれば、コスパ最強の行政書士の中で、さらに最強の人になることができます。
開業して間もない頃の苦労
ちなみに、開業間もない頃の苦労というと
- 仕事がない、依頼がない、相談されない
- 未経験業務への不安、ストレス、失敗
- 全責任を負うというプレッシャー
- 開業資金が減っていく焦り
などがあります。
どの職業でもそうですが、楽しいことばかりではないですよね。
苦労が「やりがい」に変化する
上記に書いたことは、行政書士を頑張って続けていれば「やりがい」に変わってきます。
業務を何度か経験しているうちに不安やストレスは感じなくなりますし、依頼人から感謝の言葉をもらえば苦労が報われてやりがいを感じるようになります。
仕事内容は責任重大なのでプレッシャーはなくなりませんが、プレッシャーはミスの予防になるので悪いものではありません。
こういった感じで依頼を完遂させれば、報酬と共に達成感を感じることができます。
稼げないと言われている行政書士という資格ですが、儲かるようになれば、これほど楽しめる仕事も他にはないと思っています。