【行政書士開業後の疑問】報酬は前払い?後払い?どちらが良いのか?

行政書士開業
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今回は「報酬の支払い」についてです。

報酬は、前払いの方が良いのか?
それとも、後払いの方が良いのか?

行政書士として開業する時に悩む問題だと思います。
実際に開業した経験から答えていきたいと思います。

どうすれば良いのか?悩まれている方の参考になれば幸いです。
後半で相談料についての話もします。

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報酬は、前払いの方が良いのか?後払いの方が良いのか?

取扱業務や報酬額によって変わってくるとは思いますが、基本的にはできる限り「前払い」にしたほうが良いと思います。

あまりないとは思いますが、依頼の途中でキャンセルされて、そこまで働いた分の報酬を回収するのも難しいとか・・・大変ですからね。

前払いで報酬をもらっている分には、働いた分以外の報酬をこちらから返金すれば良いだけですから、キャンセルされたとはいえ話はスムーズです。

後払いはリスクが高くなるので、あまりおすすめできません。

報酬額の半分を前払いでもらう

私の場合は、報酬額の半分を前払いでいただいています。
残金は、依頼を完遂した後に実費と一緒に支払ってもらうようにしています。

手続きによっては、印紙や手数料などで結構な金額になる時がありますからね。報酬の一部を前払いしてもらうことで、立て替えの負担がかからないようにしています。

知り合いの行政書士がやっていた方法ですが、私の専門分野でも都合が良いので、そういった形で報酬をもらうことにしました。

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報酬について依頼人と揉めたことがあるか?【体験談】

開業してから現在まで、報酬のことで揉めたことはありません。「高い」とか「結構取るんですねぇ~」とかは言われたことがありますが、争いになったりしたことはないですね。

前に説明した「業務委任契約書」のおかげだと思います。依頼を受ける段階で、お金に関しては細かく契約書に記載して、理解していただいたうえで署名捺印をもらっていますからね。
≫【行政書士開業後の疑問】業務委任契約は必要なのか?どうやって作成したらいいのか?

なので、何か問題が起こっても契約書に従うだけで済みます。お金に関するトラブルを回避したいという方は「業務委託契約書」がおすすめです。

行政書士の報酬は高すぎる?

先ほど少しふれましたが、行政書士として仕事をしていると「報酬が高い」と不満を言われることがあります。

完成した書類しか見ていない依頼人に多い意見です。

こういった不満が起こらないよう、その書類を作成するのに「どういった作業が必要になるのか」を事前に説明しておくことをおすすめします。タイミングとしては、依頼を受ける前が理想です。

相談料は有料にするべきか?無料にするべきか?

少し話はそれますが、相談料について「有料にするべきか?」「無料にするべきか?」という質問をたまに受けます。

前にどこかの記事でお話したかもしれませんが、相談料は事務所の経営が軌道に乗るまでは「無料」で良いと思います。

開業して間もない頃は、比較的時間的な余裕もあるので、勉強のためにも相談料無料がおすすめです。軌道に乗って、時間的な余裕が無くなってきたら「有料化」を検討しましょう。