【行政書士開業】継続業務で収入を安定させるには?【建設業許可・任意後見】

行政書士開業
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行政書士事務所を開業しました。行政書士は収入が不安定だと聞きました。収入を安定させるには、どうすればいいでしょうか?

という疑問に、現役行政書士が答えます。

開業したばかりの先生向けの記事です。
この記事を参考に、収入が安定すれば幸いです。

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行政書士は単発・スポット業務が多い

行政書士の仕事は、ひとつの依頼が完了するとそれで終わりという「単発業務」や「スポット業務」と呼ばれる仕事が多いのが現実です。

なので、新規のお客さんを次々獲得しないと、収入が安定しません。

単発業務・スポット業務の具体例

会社設立や、相続・遺言、契約書の作成などの業務が、これに該当します。想像すれば分かると思いますが、次へ続かないですよね。

単発業務でも、コンスタントに受任できれば、継続業務のように収入が安定しますが、開業したばかりで継続的に単発業務を受任するのは、かなり難易度が高いです

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継続業務で収入を安定させる

行政書士の業務範囲は広いです。
その中には、もちろん単発業務だけでなく継続業務もあります。

行政書士の資格で開業したら、できるだけ継続業務を増やすように事業を展開していく必要があります。単発業務は、いくら増えても安心できないですからね。

やはり継続業務を受任することが、長い行政書士生活をしていくなかでは必要です。

継続的業務の具体例

建設業関係、会計記帳などが、継続業務に該当します。新規参入が難しい建設業関係ですが、需要を考えると必ず取扱業務のなかに加えておくのがおすすめです。

建設業許可は、手続き後も事業年度終了後に決算変更届を毎年提出する必要があったり、他にも入札や経営事項審査などの継続できる業務があったりするので、仕事のやり方を覚えておいて絶対に損はないです。

そのほか、継続業務でおすすめなのは、「任意後見」や「見守り契約」です。これは、人によって合う合わないがあるところなので、取扱業務に含めるには事前によく考えましょう。

継続業務は、依頼を継続してもらう為、普段から顧客とコミュニケーションをとる必要があります。このあたりをちゃんとしないと、他の事務所へ乗り換えられてしまいます。

最初は何でもいいから多くの依頼を受ける

開業直後は、どんな依頼でも受任しましょう。単発・スポット業務だから受けない、継続業務だから受けるというスタイルではダメです。

理想としては、何でもいいから、とにかく依頼を多く受任して、ある程度の継続業務を確保できたら、今度は効率を考えて単発・スポット業務を減らしていくという感じです。

ちなみに、単発・スポット業務でも恐ろしいほどの売上がある行政書士事務所も存在します。

なので、単発・スポット業務を中心としてもダメというわけではないですが、継続業務をたくさん持っている安心感には勝てません。

ひとつひとつの仕事を丁寧にやり遂げる

行政書士として営業をしていると、たまに単価が安いうえに面倒くさい、できればやりたくない仕事の依頼が入ってくることもあります。いわゆる「つまらない仕事」というやつです。

こういった仕事が入ってきた時に、適当にやる人と、丁寧にやり遂げる人では、その後の成長に大きな差が生まれます。

どんな仕事も、「ひとつひとつの仕事を丁寧にやり遂げる」ことが大切です。

つまらない仕事から継続業務獲得へ

つまらない仕事を丁寧にやり遂げた結果、仕事ぶりを評価されて、その依頼人から継続業務へとつながるお客さんを紹介してもらったなんてケースもあります。その後も決算変更届を依頼されるなど、現在でもいい関係を続けているそうです。

どんなにつまらないと感じる仕事でも、手を抜かないのが正解です。

まとめ

行政書士としての収入を安定させるには、顧問契約や建設業許可、会計記帳などの継続業務を増やすことが必要です。

スポット契約でも数をこなせば収入は安定しますが、継続業務を増やすほうが難易度は低めです。

開業直後は、とにかく依頼を受けることが優先です。そして、ある程度の継続業務が確保できたら、単発業務とのバランスを考えていく感じでいいと思います。