こんにちは、ひろです。
行政書士の資格で開業しました。所属する支部の役員から「無料相談会」に参加してみないかと誘われました。開業して日が浅いですし、相談に答えられるほどの実務に関する経験や知識もありません。断ろうと思うのですが、参加するべきですか?
という疑問に答えます。
入会する支部や、登録するタイミングにもよりますが、行政書士になると支部の役員から「無料相談会」へのお誘いがあります。
もちろん、相談をする方ではなく、相談を受けるほうです。
その地域の何らかのイベントで、無料相談会を実施するケースが多いです。
誘われたときに、参加するかどうか悩むと思います。
今回は、支部が実施する無料相談会に参加するか?についてです。
支部が実施する無料相談会は参加したほうがいい
支部の無料相談会にも、いろいろ種類があって、地域のイベントでブースを出して行うものや、定期的にどこかの会場を借りて行うものなどがあります。
どの無料相談会でも、参加できるものは参加したほうがいいです。
誘われた新人としては、「そもそも相談に乗るほどの、実務の知識も経験もないので、参加しても迷惑をかけるだけなのでは?」と考えると思います。
でも、支部が新人行政書士を誘うには、理由があります。
私は、開業して2ヵ月くらいたったころ、初めて支部が実施する無料相談会に参加しました。その時に支部長から、誘っていただいた理由について聞いたので説明します。
なぜ、新人行政書士を無料相談会に誘うのか?【メリット】
新人としては、経験も知識もないので不安だらけ。
できれば無料相談会に参加したくないと思います。私もそうでした。
支部が新人行政書士を無料相談会に参加させる理由としては
- 行政書士の業務を学んでほしい
- 今後の支部活動に参加してほしい
といったところです。
それぞれ説明していきます。
行政書士の業務を学んでほしい
行政書士の業務は、どの業務も「顧客からの相談」を受けるということが始まります。無料相談会は「相談を受ける」ということに関して、いい勉強になります。
支部としは、廃業率が高いと言われている行政書士業なので、少しでも早く業務になれて、一人前の行政書士となってほしいという願いから、新人を無料相談会に誘っているようです。
新人行政書士としても、先輩行政書士のもと、安心して業務に慣れることができる絶好の場なので積極的に参加するべきです。
無料相談会のスタイル
基本的に無料相談会は、新人とベテランの2人1組で相談を受けるスタイルが多いです。いきないり、新人1人で相談を受けさせる無謀な支部はないと思います。
なので、先輩行政書士のとなりに座り、相談に対する受け答えを学びます。
当然、自分が答えられる内容であれば、答えても大丈夫です。間違った点があればベテランの先生が、すぐに修正してくれるはずです。
そんな感じで、相談業務を覚えていきます。
最初は、緊張と不安しかないですが、本当にいい勉強になります。
今後の支部活動に参加してほしい
どこの支部も人材が不足しています。支部の全体的な人数は多くても、支部活動に参加してくれる先生は、どの支部でも少ないようです。行政書士は兼業者が多いので、仕方がない部分もあるのですが…。
だからといって、何もしないでいれば、支部がどんどん衰退していきます。
新人を支部の活動に参加させ、コミュニケーションをとる。そして、今後の支部活動に参加してほしいという願いから、新人を無料相談会に誘っているようです。
無料相談会は、支部から日当が出る
所属している支部によるかもしれませんが、基本的に無料相談会では、支部から日当がでます。たいした金額ではないですが、初めてのときは嬉しいものです。
でも、だいたい無料相談会後の打ち上げで無くなります。笑
なので、あまり期待はしないほうがいいです。
無料相談会での相談内容は「相続・遺言」関係が多い
行政書士が実施する無料相談会に、どんな相談が多いかと言うと、「相続・遺言」に関する相談がほとんどです。
相談全体の7~8割になることも少なくありません。
なので、新人が無料相談会に参加する際は、少なくとも、行政書士試験で勉強した範囲くらいでいいので、相続や遺言に関する部分を復習してから参加しましょう。
それ以外の相談で答えられない点は、ベテランの先生方が何とかしてくれます。新人としては、その受け答えをメモして次回は答えられるようする姿勢が大切。
まとめ
行政書士として開業後、支部が実施する「無料相談会」に参加できるチャンスがあったら、必ず参加したほうがいいです。
「相談を受ける」という、行政書士の基本となる業務のいい勉強になります。
新人としては、相談が多い「相続・遺言」については、必ず復習して参加するようにしましょう。
上記に書き忘れましたが、こういった無料相談会に参加することで、支部の先輩行政書士と仲良くなることもできます。詳しくは過去の記事で。