今回は、「行政書士の業務」についての記事です。
行政書士の業務は「他士業の余りもの」だから食えない?
という疑問について答えていきたいと思います。
行政書士という資格が、たびたび「食えない資格」と言われていることは知っていましたが、こういったように考えている人もいるのですね。
経験をもとに、実際のことろを説明します。
行政書士の業務は「他士業の余りもの」だから食えない?
もう少し詳しく書くと、おいしい業務は他の士業が独占業務としていて、その余りものが行政書士業務になっていると・・・だから食えない。ということだそうです。
たしかに、そういう見方もできなくはないですよね。
その結果、行政書士が扱える書類は「1万種類」とも言われていますからね。
ただ、たとえそうだとしても、それを「食えない」と結びつけるのは間違っているように思います。
業務範囲が広いので「差別化しやすい」
行政書士の資格で生活している私としては、行政書士の業務範囲の広さはメリットだと思っています。
理由は、「差別化しやすい」からです。
他士業は、おいしい業務かもしれませんが、同業者がほとんど同じ業務をやっていますよね。なので、競争が激しいうえに差別化するのが困難です。
その点、行政書士は業務範囲の広さから、取扱業務が分散するので差別化もしやすいです。
行政書士が差別化する方法
差別化の話が出たので、行政書士で開業した際におすすめする差別化の方法についても少し触れたいと思います。
開業当初は、実務経験が乏しい人が多いと思いますので、業務内容に関連する差別化は難しいと思います。
なので、最初は簡単なものから始めましょう。
- 深夜営業をしてみる
- 土・日も対応する
と言ったものです。
実務の知識や経験がなくてもできますよね。
ベテランほどやらないサービスだと思いますので大変だとは思いますが、差別化するという点では簡単です。
いずれ、実務になれてきたら、取扱業務に関連するサービスを提供してみるなど拡大させていくのが理想です。