行政書士業務の成約率を上げる方法のひとつをご紹介します。
それは、相談者に依頼を完遂するまでのロードマップを提示し説明するということです。
本文で詳しく説明しますが、この方法は尊敬する先輩行政書士から教えてもらいました。実際に試したところ、本当に成約率が上がりました。おすすめです。
- どんな効果が期待できるのか?
- どうやって作れば良いか?
など、詳しく説明していきます。
相談件数は多いものの、なかなか成約に結びつかない方向けの記事です。
参考になれば幸いです。
依頼を完遂するまでのロードマップを提示し説明する【効果】
期待できる効果としては、次のようなものがあります。
- 相談者が安心する
- 成約率が上がる
- 協力的になる
順番に説明していきます。
相談者が安心する
基本的に、行政書士へ相談に来る方は何らかの不安を抱えています。
「〇〇するには、どうしたら良いのか?」
「この期限までに〇〇の許可を取れるだろうか?」など。
ロードマップを提示して、不安が解消されるまでの流れを説明すると安心してもらえます。仕事が忙しい相談者などは予定を組みやすくなるので、そういった点でも安心してもらえます。
成約率が上がる
不安が解消されるまでの流れが分かれば、依頼してもらいやすくなります。
結果、成約率が上がります。
ちなみに、口頭で説明するより紙で提示して説明するほうが効果は高いです。
士業は「お堅いイメージ」があるので、相談者が緊張しているケースも珍しくありません。緊張している人に口頭で説明しても、それほど理解してもらえませんからね。
紙だと、その場では理解できなくても、帰ってからゆっくりと落ち着いて読むことができるので内容を理解してもらいやすくなります。
協力的になる
ロードマップを提示して流れを理解してもらうと、業務の遂行にとても協力的になってくれます。
誰でも不安は早く解消したいですからね。こちらからの要求に対しての反応が、とても良くなり業務を効率的に進めることができます。
ロードマップの作り方
作成にあたっては「Excel」「Word」「PowerPoint」どれでもOKです。
重要なのは、見やすさです。
表紙に相談者の名前を書くようにして、同じ内容の相談が来た時に使いまわせるようにしておくと便利です。
ロードマップに記載する内容
依頼完遂までの流れを分かりやすく書きます。
専門用語を使う時は、簡単な説明文を書いてあげると分かりやすいです。
ロードマップには、次のことも記載すると良いです。
- 各段階にかかる期間・費用
- 判断が必要な事項など
その他、一緒に提示したほうがいい資料などもありますが、それについては他の記事で説明する予定です。
私がロードマップを作ったキッカケ
冒頭にも書いた通り、尊敬する先輩行政書士から教えてもらいました。
なかなか成約に結びつかず悩んでいた頃に「こういうの使ってる?」といった感じで、先輩行政書士が使っているロードマップを見せてくれました。
PowerPointで作成したもので、それはそれは分かりやすく丁寧に書かれていました。
私のはWordで作成したもので、先輩行政書士のとくらべると全然お粗末なものですが、それでもそれなりの結果を出しているので効果があるのだと実感しています。
作成したロードマップを改良していく
作成したロードマップは、家族や友達に見せて改良していくのがおすすめです。
自分では完璧だと思っていても、そうではないことが多いです。
家族や友達の意見は、とても参考になります。私が使っているロードマップは、そういった感じで数えられないくらい改良して現在使っているものになっています。
まとめ
今回は、依頼を完遂するまでのロードマップを提示し説明することの重要性を解説しました。成約率を上げるのに役立つので、ぜひ試してみてください。
大切なのは「見やすさ」や「理解しやすさ」です。
作成して満足するのではなく、家族や友達などに見せて改良していくのがおすすめです。