【行政書士事務所】専門分野を作ったほういい理由について【経営/営業】

行政書士開業
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こんにちは、ひろです。

行政書士の資格で開業しました。先輩行政書士から専門分野を作ったほうがいいと言われました。専門分野を作ったほうが行政書士して成功しやすいのでしょうか?

という疑問に答えます。
開業した1年目に、誰もが考える問題だと思います。

この記事を書いているのは、開業5年目の行政書士です。
これまでの経験から、この疑問について解説していきたいと思います。

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行政書士事務所の専門分野を作ったほうがいい理由

単純に専門分野を作ったほうが、営業がしやすくなります。

「行政書士です。」と宣伝して歩いても、「そもそも行政書士って、どんな仕事しているの?」という人がほとんどなので、あまり仕事に結びつくことがないです。

最低でも何かひとつ、取り扱っている業務を印象づけないと、行政書士という印象だけだと曖昧な存在になってしまいます。

なので、専門分野を作って、「相続専門です」とか、「建設業専門です」とかいう感じで、どんな仕事をしている行政書士なのかを印象づけることが大切です。

なんの仕事をしている行政書士なのかを覚えてもらうと…

依頼や紹介につながります。

仮に相続専門の行政書士事務所を経営していた場合。
お客さん自身の家で相続が発生すれば依頼をしてくれますし、知り合いのところで相続が発生すれば、その人を紹介してくれます。

これが、専門分野をもたないで「行政書士」というだけの印象しかないと、相続が発生しても思い出してもらえません。

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「専門分野を作ったほうがいいか?」は都市部と地方で違う

よく聞くのが、これ。

  • 都心部は、専門分野を作ったほうがいい
  • 地方は、専門分野を作らないほうがいい

私が、開業したときにも、同じようなことを耳にしました。
たしか、行政書士事務所の開業本などでも、紹介されていましたね。

都心部は人口が多いので、専門分野を作っても十分に依頼が確保できる。また、政書士事務所も多いので、専門分野を作ったほうが差別化できる。

地方は、人口が少ないので、専門分野の依頼だけでは生活ができない。また、行政書士事務所が少ないので、専門分野を作らないで、何でも屋というスタンスのほうが重宝される。

こういった考えで、専門分野と作るか作らないかを決めた行政書士事務所も少なくないと思います。私の事務所も多少なりとも、そういった考えに影響を受けています。

行政書士開業5年目に思う「専門分野」について。

結論として、専門分野は作ったほうがいいです。
これは、都心部でも地方でも同じで、理由は先ほど書いた通り、営業のしやすさと顧客に専門としている業務を覚えてもらうためです。

そのうえで、開業5年目に思う「専門分野」の考え方としては、ひとつに絞らないほうがいいという点です。専門分野を作りつつ、そこから他の業務に広げていける状態にしていきます。

例えば、建設業許可を専門とするなら、産廃や宅建、会社設立、契約書作成などの業務にも広げていける状態を作っておくということです。

あまりに系統が違う業務で広げていくと、営業がしにくいうえ、その分野に精通するための勉強が大変だし、結局お客さんから見たら何の専門家だか分からない状態になるので意味がなくなります。

行政書士事務所「専門分野」まとめ

今回は、行政書士事務所の「専門分野」について解説しました。
これからの行政書士には、専門分野を持つことが必要となってきます。

他の事務所との差別化や営業のしやすさ、お客さんに専門業務を覚えてもらうためなど、理由はいろいろあります。何かひとつ、事務所の看板となるような専門分野を持つようにしましょう。