こんにちは、ひろです。
行政書士の資格に興味があります。ネットで情報収集をしていたところ、行政書士は誰にでもできる楽な仕事だということが書かれていました。行政書士として仕事をしている立場から実際はどうなのか?教えてください。
という疑問に答えます。
この記事を書いているのは、開業5年目の行政書士です。
これまでの経験から話します。
行政書士業は「楽な仕事」なのか?
5年目の行政書士としては、楽な仕事とは感じません。
理由としては、次の2つ。
- 責任重大な仕事が多い
- 一生勉強が必要
それぞれ説明していきます。
責任重大な仕事が多い
行政書士の業務は範囲が広いです。その中には、誰にでもできる簡単な手続きの業務もありますが、責任重大な手続きも多くあります。
依頼人が仕事をするために必要となる許認可の手続きなどは、依頼人の生活を大きく左右することになるので責任重大です。
万が一、行政書士の責任で申請が通らなければ、損害賠償請求をされることもあります。そんな可能性と隣り合わせで仕事をするのですから、精神的な負担もかかります。
一生勉強が必要
行政手続きの専門家として依頼を受けるためには、取り扱う業務についての勉強や情報収集をすることが不可欠です。
これは行政書士である限り一生続きます。
とくに専門業務の勉強を怠けると、依頼人に迷惑をかけることにもなり、場合によっては訴えられる可能性もあります。
体力的には楽な仕事かもしれない
行政書士の仕事は、事務作業が多いです。
なので、体力的には「楽な仕事」と言えるかもしれません。
このあたりは、人によるというか、前職の経験によって感じ方に差があると思います。
私は、体力的にキツイ仕事の経験もあるので、椅子に座って仕事ができる環境は、あまり大変に感じません。
体力がなくても続けられる仕事
行政書士業では、女性や高齢の先生も活躍されています。
基本的に体力が必要でないのは、行政書士という仕事のメリットです。
何歳になっても、仕事が続けられるというのは幸せです。
ちなみに、行政書士の仕事は、事務作業のほかに、打合せや現地調査、官公署への申請、顧客宅へ訪問などがありますが、どれも体力的にキツイということはありません。
ただ、余談ですが…依頼が重なると大変です。
そういった時に備えて、支部の仲間と協力できる体制を事前に作っておくと便利です。
まとめ
今回は、行政書士業は「楽な仕事」なのかどうかについて、開業5年目の行政書士の立場から解説しました。
責任重大な手続きや、業務についての勉強を一生続けるとう点では、決して楽な仕事とは言えませんが、事務作業が多いという点では、体力的に楽な仕事とも言えます。