こんにちは、ひろです。
今回は、行政書士試験の「配点」と「合格基準」についてです。
意外と把握していない人が多いですが、配点と合格基準がちゃんと分かっていないと、
- 勉強計画が立てられない
- どの問題を優先して解くか分からない
という問題が起こるので注意です。
行政書士試験の配点について
行政書士試験は、全部で60問出題されます。
試験時間は3時間です。
配点
- 行政書士の業務に関し必要な法令等…244点(46問)
- 行政書士の業務に関連する一般知識等…56点(14問)
の合計300点(60問)
さらに細かく書くと、法令科目は、次のように分かれています。
- 択一式…5肢択一式160点(40問)・多肢選択式24点(3問)
- 記述式…60点(3問)
一般知識科目の出題形式は、すべて5肢択一式です。
配点が高い問題を把握しておく
見て分かる通り、行政書士試験の配点は、すべての問題が同じというわけではないです。
出題形式によって配点に差があります。
なので、配点が高い問題を把握しておいて、「勉強計画」や「試験で問題を解く順番」を決める際に、そのことを考慮する必要があります。
試験時間と問題数
「試験で問題を解く順番」は重要です。試験時間3時間で60問と聞くと、けっこう余裕がある感じがしますが、実際のところは時間が足りないくらいです。
記述式の問題や、「行政書士の業務に関連する一般知識等」の文章理解の問題などは、1問を解くにの、だいぶ時間がかかります。
なので、試験当日は、どの問題をどの順番で解くか決めておいたほうが、配点の高い問題を落とさずにすみます。記述式の配点あたりは、1問20点で3問出題されますから、時間が足りないなどの理由で解けないと合否に大きく影響します。
体験談
ちなみに、私は得意としていた多肢選択式で、大きな勘違いというか、勉強不足というか、ミスをしてしまって、多肢選択式(24点満点)の半分以下の点数しかとれませんでした。
それでも合格できた理由としては、配点の高い「記述式問題」で、多肢選択式問題のミスを補うほどの高得点をとれたからです。
以前、ほかの記事で紹介しましたが、記述式問題は試験時間の中盤以降で解くのがおすすめです。配点が高いからと言って、試験開始直後はダメです。試験の緊張で頭がまわっていない可能性が高いですからね。問題を解く順番やタイミングは重要です
行政書士試験の合格基準について
- 行政書士の業務に関し必要な法令等の得点…122点以上である者
- 行政書士の業務に関連する一般知識等の得点…24点以上である者
- 試験全体の得点…180点以上である者
この基準をクリアした人が、行政書士試験の合格者です。
どんな全体の点数が高くても、一般知識等の得点が基準以上でないと不合格になってしまうのというのが行政書士試験の難しいところでもあります。
行政書士試験「配点と合格基準」まとめ
今回は、行政書士試験の配点と合格基準について解説しました。
行政書士試験は、出題形式によって配点に差があります。
配点や合格基準の内容を、あいまいにして勉強すると効率が悪くなりますので注意しましょう。ちゃんと理解したうえで「勉強計画」や「試験で問題を解く順番」を決めることをおすすめします。